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七夕の願い

今年ももう半分が終わって明日から7月。7月といえば七夕。子供達は短冊に様々な願い事を書く。

やさしくなりたい

おかねもちになりますように

あしがはやくなりますに

どの時代も願うことは同じなんだな、と微笑ましく短冊を見ていたが、、、私が子供の時とは違う願い事もあった。

『コロナがはやくなくなりますように』

そうだよなあ、コロナが流行りだしてもう3年、、、未だに感染者は絶たない。だいぶ行動制限も緩和されたがもはや私たちの日常になったマスク生活。withコロナからafterコロナと言う言葉が耳慣れてきた。以前の様にどこへでも自由に行き来出来てマスクを顔で覆わなくていい生活が早く戻ってくれればいいと思う。


『はやくせんそうがおわりますように』

この言葉がほんわかしていた気持ちを現実に引き戻した。
あ、そうだった。今海外では戦争が起こっているんだ。
 連日ニュースに取り上げられれば子供達も世界で今何が起こっているか何となくわかる。私が子供のときはこんなにも日常に戦争はなかった。

『はやくせんそうがおわりますように』
終わりを願うのはもう始まっているから。生まれて数年で一刻も早い終戦を願う。なんて健気で優しい心なんだ。と思うと同時に、そんな願いが生まれる現実に、悲しいな。とも思った。この短冊を書いた子供達は
そんな心を持てる環境に生まれてきてよかった。日本に生まれてよかった。といつか思う日が来るだろうか。いや、来て欲しい。その優しい気持ちを忘れないで大人になって欲しい、と切実に思った。

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