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占い業の本質は恋愛ビジネス

占いの世界は奥が深く、人生の様々なことに使えますが、
今回は日本における占い業について、語ってみたいと思います。

日本における占い業では、女性のクライアントが圧倒的に多く、相談内容も、恋愛が圧倒的に多いです。

日本の占い業の場合は、どちらかといえば、水商売に近い位置付けです。好きな彼の気持ち、について、いかに希望を持たせて、引っ張るか。が、デフォルトになっています。

例えば、キャバクラの場合。キャバクラと占いを一緒にするなと言われそうですが、似ている部分もあります。
キャバクラという業務形態も、キャバ嬢自身を商品として、いかにお客様に恋愛感情を持たせて、お金を引っ張るか。が、本質的なビジネスだったりしますよね。

占いも同様、いかに彼がお客様を愛しているか、明るい未来を語り、希望を持たせ、お金を引っ張ることが占いビジネスの主流だったりします。

占いの方は占い師が間接的に彼の気持ちの代弁をするというだけで、根本的には、恋愛ビジネスなんですね。

霊感霊視で人気なのが、彼の気持ちを、彼になりきって、そのまま語るスタイルです。まるで生きている人の口寄せみたいですね。

お客様は、まるで彼と話しているかのように、占い師と会話をするのです。現実には音信不通だったりして連絡が取れない彼と、占い師という霊媒を使って、彼とコミュニケーションをしているのです。

間接か直接の違いはあれど、やはりこの世で1番儲かるのが、恋愛ビジネスです。

占いがここまで儲かるのは、そこに恋愛要素が絡んでいるからです。恋愛要素のない占い業は、はっきり言って儲かりません。

男性も女性も、恋愛が絡むと、お金を落とします。糸目をつけずに大金を注ぎ込みます。

よく目にするニュースや事件も、背景に恋愛感情が絡んでいたりしますよね。

それほど、人間という生き物は、恋愛が絡むと、冷静さを失う、ということです。

もちろんお客様が自ら望んでサービスを受けに行っているわけですから、これは詐欺でもなんでもなく、お客様の自由です。
だから、夜の商売と同じく、怪しい世界で、占いって、詐欺?というイメージがあるんですね。

大概、占いサイトの作り方も、怪しく、キラキラした占い師さんが並んでいて、演出とか、不思議と、ちょっと夜のお仕事と似ている雰囲気がありますね。

占い界隈で人気のツインレイという概念も、ツインレイ概念の賛否はさておき、それをビジネスにしている時点でまさに恋愛ビジネスそのものですね。
数万円もする高額な縁結びも、なぜか大人気だったりしますよね。

恋愛ビジネスが悪いとは思いません。これも人間の本質ですから、結局はお客様が満足できるサービスを提供できれば、それで商売は成立します。
いわゆるロマンス詐欺や結婚詐欺までいくと流石にそれは詐欺罪が成立しますが、サービスとしてお客様が納得している範囲内であれば、悪いことではないはずです。

どんなに高額で怪しい情報商材も、お客様が満足していれば、それが正解です。善も悪もありません。

占い師を仕事にして生きていくつもりなら、恋愛要素がいかに重要であるが、理解しておいた方が良いでしょう。

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