出品者から見た2022年プライムデーの感想と、今後大型セールで取り組むべき対策について。
まだまだプライムデー真っ最中ではありますが、様々なクライアントさんの販売状況を分析する中で、今回のプライムデーで感じたことを書いていきます。
総じて今回のプライムデーでは大きな売上を作れた方が多いと思います。
一日あたりの売上で過去イチを記録した出品者様も結構います。
恐らく、プライムデー自体は絶好調なはずです。
コロナ自粛や円安物価高で消費を控えてきた人も多いと思うので、これまでの買い控えのストレスをプライムデーで発散した、と言う方も多いのではないでしょうか。
出品者側として考えた場合、プライムデーで大きな売上を作ってもプライムデー直後は売上がガクンと減るのでトータルで見て純増につながっているかは慎重に見極めたいところですが、今やプライムデーに参加(出品)しないと大きな機会損失になるので、どのような形であれプライムデーに参加することをオススメしています。
ちなみに、アマゾンのセールではいくつかの種類があり、
大きく分けてタイムセールとプライム会員限定割引の2種類があります。
<アマゾンのセールの種類>
①タイムセール
・特選タイムセール(数量に制限なし)
・数量限定タイムセール(数量に制限あり)
②プライム会員限定割引
これまでの通説では、タイムセールの方が参加の審査基準が厳しい反面より目立つ枠に表示されるので売上に繋がりやすいと考えられていました。
一方のプライム会員割引では、FBAを使っていれば誰でも参加できるほど審査基準は緩いので、タイムセールほどは売れない、と考えられていたと思います(タイムセールに参加できなかった商品をプライム会員割引に回す、という考え方をされるケースも多かったと思います)。
ただ、今回のプライムデーの結果を見る限り、プライム会員限定割引の方が売上につながっているケースが多いように感じています。
プライム会員割引の事例ですが、以下のミネラルウォーターのように水色で「プライムデーセール」のバッジがつきます。
このバッジ、かなり目立ちますよね。
この視認性の高いバッジがあることで、プライム会員割引に出品した商品はバンバン売れています。
一方のタイムセール枠ですが、以下のバッグのように、右上のカートの枠に「タイムセール特価」と限定数量と残数のメーターが表示される仕組みになっています。
これ、どうでしょうか。
どうも目立ちづらいように感じます。
ちなみに、タイムセールには大きなデメリットが2つあり、
①出品費用がかかる(1商品につき4000~8000円)
②出品時間に制限がある(12~24時間)
といった不利な条件が加わります。
特に2日間しかないプライムデーで出品時間に制限がかかるのはかなりのデメリットだと考えられます。
一方のプライム会員限定割引であれば、参加費はタダだし、期間に制限無くずっとセールに参加できます。
今回プライム会員限定割引が好調なのは、プライムデー期間中ずっとセール出品できる(セール時間が長い)というごく単純な理由でもあるのです。
結論、タイムセールは使わずプライム会員限定割引だけ使えば十分!
アマゾンの担当者は費用のかかるタイムセール枠を強烈に勧めてくると思いますが、プライム会員限定割引の方がメリットが明らかに大きいです。
次回は年末にサイバーマンデーがあると思いますが、プライム会員限定割引一本で勝負すればOKです。その方が費用も抑えられるし、長い時間セールに出品できます。
参加費用がかかり出品時間にも制限があるタイムセール枠は参加メリットよりデメリットの方が大きく感じますね。
ちなみに、毎月開催される「タイムセール祭り」ではプライム会員割引にはバッジがつかないので、タイムセールを活用するのはアリです。
ただ、タイムセールは参加費用がかかるので利益が残りづらいのがデメリット。あくまでプロモーション的な目的で使う形になります。
売れるアマゾンコンサルサービスでは、セールに頼らずに売上を伸ばす方法をアドバイスできます。
ECでは売上よりも利益が重要です。
利益の確保に悩む出品者やメーカーの方、是非お気軽にご相談ください。
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