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アマゾンリテールとのカート争いで勝つ方法について

アマゾンリテール(直販)とのカート争いになかなか勝てずに苦労している出品者の方は多いと思います。

アマゾンリテールとはアマゾンが直接メーカーや卸から仕入れて販売する形態で、販売元と出荷元がAmazon.co.jpになっている商品です。

アマゾンが直接在庫を持っているので、基本的にはアマゾンのカートが優先的に表示されます。その為、アマゾンリテールが扱っている商品は出品しても勝ち目が少ないので、基本的には避けた方が無難です。

ただ、全く勝ち目がゼロという訳ではありません。
アマゾン扱いの商品でもアマゾンに勝てるケースは少しだけあるのでご紹介します。

まず前提として、メインカートを取得するためのロジックは以下の通りです。

  1. 価格が安い(一番重要)

  2. 発送スピードが早い

  3. 出品者としての評価が高い

基本的には価格が安い出品者が優先的にメインカートを取得できますが、発送スピードや出品者としての評価も影響します。
ただ、価格に関しては安く設定したとしてもアマゾンが自動的にその価格に合わせて来るので、すぐにカートを取られてしまうことになります。

そんなアマゾンとの価格競争に晒されるケースでも、例外があります。

アマゾン側で利益率の低い商品を狙う


実はアマゾンリテールが扱う商品のカート取得のロジックはアマゾン側の収益性が大きく影響しています。

アマゾンリテールの商品は、保管費用と発送費用はアマゾンの負担です。
その為、アマゾンが負担する保管費用と発送費用を差し引いて利益を考えたときに、アマゾン側に残る利益が大きい出品者のカートがアマゾンを差し置いてメインカートを取得できるケースがあります。

例えば、低単価の商品だとアマゾンとしても発送費用の負担が重いので、あえて出品者にカートを譲ったりします。自社で販売するよりも、出品者から手数料を得た方がマシという理屈ですね。

アマゾンの価格自動設定のタイムラグを狙う


また、出品者が価格を下げたときにアマゾンも価格を自動的に合わせてきますが、これにはタイムラグが発生します。実はこのタイムラグは商品によって結構変わります。アマゾンの価格決定ロジックは、閲覧数の大きい商品を優先に自動調整されています。その為、閲覧数の少ない商品は、アマゾンの価格設定にタイムラグが生じやすいのです。

なので、閲覧数は少ないけど売上の大きい商品=高価格帯の商品は、出品者が商品の価格を下げてもアマゾンが追付いするまで時間がかかるので、その間メインカートを取得して売上を作ることが出来るのです。

セット化して登録する

消耗品などにおすすめなのが、1つの商品を2本セットのように登録して販売するケースです。こうすることでアマゾンのASINとは別のASINを作ることができるので、バッティングを避けることが可能になります。価格も1本で買うよりお得な価格設定にすれば、まとめ買い需要を狙うことが出来ます。

以上、アマゾンリテールとの戦いに勝つための方法のご紹介でした。
ただ、やはり基本的にはアマゾンリテールが扱う商品に参入しても勝ち目が低いので、そのような商品は出来るだけ避けた方が無難だと思います。


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