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5つの欲望をビジネスで応用する

心理学で有名な【マズローの欲求段階説】



人の欲望には5つの段階があります。

5:自己実現欲求
4:承認欲求
3:親和欲求
2:安全欲求
1:生存欲求

このピラミッドが有名ですね。

2003年のセンター試験にもでるくらい超有名な心理学らしいですが、恥ずかしながら、私は広告の勉強するまで、このことを知りませんでした。


まぁ、ざっくり言うと、人間の欲求は5段階に変化していくという心理学者マズローが説いたものです。


本当は5段階目(自己実現欲求)で終わりではなく、6段階目(コミュニティ発展欲求)を後でマズローが付け加えています。


まぁ、とにかくこの5段階は、セールス・マーケティングを考える上で、必要な知識なのでぜひ覚えておいてください。


レベル1「生存欲求」


これは「生理的欲求」とも言われていて、「生きたい」「死にたくない」という欲求です。

10日間、何も飲んでいない人が水を欲しがる。という欲求です。

生きるために必要な欲求です。


レベル2「安全欲求」


これはレベル1「生存欲求」が満たされると出てくる欲望です。

雨風をしのぎたい、ちゃんとした家に住みたい、普通の暮らしがしたい、という欲求です。


司法書士や弁護士などの「借金返済ビジネス」やネットの情報販売などの「儲かるビジネス」などがここを突いてきます。

そして、普通の生活ができるようになると、


レベル3「親和欲求」


「愛情欲求」とも呼ばれています。

無人島で1人安全に暮らしてもつまらない、「仲間が欲しい」と思うのです。

気の合う仲間
飲み友達
同じ趣味を共有したい
家族が欲しい


などが親和欲求です。

この欲求が満たされると、


レベル4「承認欲求」


「尊敬欲求」「自我欲求」とも呼ばれています。

特別扱いを受けたい、VIP席に座りたい、人よりもいい車乗りたい、チヤホヤされたい、尊敬されたい、などです。


ブランド品や高級車、高級時計などがここの欲求を突いています。「こんなん買える俺すげーだろ」みたいな欲求です。


だから、ここの欲求を突いてる会社はみんな高額商品ばかりです。

次にでてくる欲求が


レベル5「自己実現欲求」


ある程度の成功はおさめた。次は新しいものにチャレンジしたい。

今の地位を捨てても、夢に向かってチャレンジしたい!という欲求です。


代表的な例がスポーツ選手ですね。

俺は世界で通用するのか試してみたい!
メジャーに行って本場の選手と競ってみたい!

超一流選手が目指す欲求です。


ビジネスの視点から見ると、レベルが低い欲求ほど、本能に訴えているので簡単に売れます。


レベル1の場合、そのまんまですね。

「砂漠で水を売る」です。


10日間何も飲んでいない人に、「水1リットル1万円だけど買う?」ってセールスしたら絶対売れます。死にたくないから10万円でも買うと思います。


それに、商品を見せるだけで売れます。

高度なセールストークは不要、クロージングもいりません。


「水あります。1万円」と書いて水を置いておけば、飛ぶように売れます。


そして、レベルが高い欲求ほど、人によって背景や欲求の質が異なるため、専門的でカスタマイズが必要になり、高額で高度な技術が必要なオーダーメイド形式になっていきます。


例えば、同じ「儲かる商材」でも、自分のターゲットのレベルによって表現が全く異なります。


借金で苦しんでる社長さんには、

借金で困っていますよね?
資金繰りで頭いっぱいじゃないですか?
今のままじゃ明日の生活が見えないですよね?


儲かってる社長さんには、

新しい事業を起こすために設備投資しませんか?
人員を増やして、もっと大きなオフィスに引っ越ししませんか?
自己成長のために本やセミナーに通いませんか?


同じ、お金を中心とした話でも内容が全然異なります。

お客さんの心に刺さる言葉やフレーズが別物です。


欲求の段階によって、商品の切り口やオファーを変える必要があります。

あなたのターゲットはどの欲求にいる人ですか?

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