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移住10年目のフリーランス(まもなく11年目)。移住して経験しているいちばん耐え難いこと。今でも続く残酷な仕打ち。

早いもので、来月をもちまして移住10年目が終わり11年目に突入します。いやはや、早いというかなんというか、おかげさまですね。
春になって農作業や外仕事に気を取られ、ついそわそわとして記事を書くのをサボってしまっています(反省)。

癒しの場所

里山の暮らしの醍醐味

この時期は、山の緑が日に日に濃くなり、色とりどりの花が目に優しく、鳥の声が響きわたり、思いっきり深呼吸したくなります。
農家の人たちは、田んぼの準備が始まると次々と山の田んぼにやってきて、田植えの準備を始め出すので人の姿も増え、活気が出てきます。
この雰囲気がまた季節感を全身で感じられ、『ああ、今年もこの時期が始まったなあ』と、うれしくなります。

わたしも稲や野菜の育苗を初め、土の様子を観察しながら畑の準備を初め、暇さえあればいそいそと山へ出かけていきます。

田んぼの準備も始めました

喜びから突き落とされる最悪な状況



そんなこんなな今日この頃ですが、移住当初から毎年繰り返される、ひどい仕打ちに苦しんでおります。
移住前は、まったく知らなかった事実。
憧れの田舎暮らし、里山暮らし。自然豊かな地で毎日深呼吸しながら緑豊かな景色に心癒され、心も身体も健やかに過ごす毎日。
たしかにそれは紛れもない事実。

がしかし、その陰にはこんな辛くて耐え難いことが日常茶飯事に時として起こるのです。

発狂しそうです。

それは・・・
虫刺され・・・
ひどいのです。本当にひどいのです。
ここに来るまでは存在すら知らなかったような虫。
集団で飛んできて、防御しても服の中や長靴の中にまで入ってきて、そいつに襲われると、それはもう、発狂しそうなかゆみと腫れに数日間悩まされ、その後は小さい水膨れができ、ひどいと跡に残ってしまうほどです。

正体は、このヌカカと呼ばれる虫だとほぼ断定していいと思います。
この辺りでは、【ウミカ】とも呼ばれているようです。
なぜか地元の人は、そこまで大事にはならないようで、やはり耐性がちがうんですかね・・・

毎年のように、農作業をしている最中などに時々刺され、その度にこの苦しみを味わっているのですが、今回は特に酷かったのです。
私もすっかり油断しており、長そで長ズボン手袋は身に着けていたものの、虫よけや蚊取り線香は着けていませんでした。
しかもこの出始めの時期だと、悩まされた去年のことなどすっかり忘れているので、あまりそこ重視していなかったのですね。

畑作業を始めて、気が付いたら身の回りにたくさんの小さいこいつらが飛び回っていたのでした。
何か所かチクっという刺された感じがしたときはもう遅かった。
腕、足、顔を何か所もやられてしまいました。

ほんと、最悪です。。。それから慌てて虫よけをしたり香取線香をぶら下げてみたりしても後の祭り。
翌日、あちこち猛烈なかゆみです。

藁にもすがる思いで

1か所2か所ならまだしも、同時にこんなにたくさん刺されたことはなかったです。ドクダミが良いらしいということは聞いたことがあるので、庭からとってきて、軽く揉んでエキスが出るようにして貼り付けてみました。
しかし、かゆみも腫れも一向に減る気配はなし。

どうしたものかと対処の仕方を検索して調べてみました。
市販薬は以前使って、ほぼ効かないことは検証済みです。
そして、試してみることにしたのが以下。
●ドクダミを加熱して貼り付ける。生より効果的なのか?
●患部にお灸をする。熱が毒を分解しかゆみも軽減するらしい。

さっそく【せんねん灸】を買ってきました。
ドクダミを貼り付ける前に、このかゆみをどうにかしたいということで先にお灸を試してみました。
これは、良かったです。痒いところに熱が当てられて気持ち良い!
痒みが感じられなくなり、いったん落ち着きました。
その後、入浴してからドクダミを試してみました。


アルミホイルで包んで蒸し焼きに

柔らかくなったドクダミは柔らかくペースト状になるので、これを塗ってみます。ラップを巻いて保護。これを両手両足に。

顔には、ペーストにしないものをテープで貼り付けました。

で、一晩経って、効果の程はあるようなないような…でもやらないよりは良いみたいです。腫れは引いてきたようです。ただ痒みはやっぱりぶり返す。

翌日はまたお灸をして、今度はドクダミペーストをガーゼに乗せて患部に貼り付けました。

この翌日は、だいぶ楽になってきました。痒みもほとんどなくなりました。
水ぶくれのところから液体がどんどん出てくるのが困りものです。ティッシュでこまめにふき取りながら過ごします。ほんと、ストレス。

そんなこんなで刺されてから6日たった今、かさぶた状になり治ってきました。

いやはや、本当に気を付けなければと思います。
対策としては
・虫よけ(ドクダミチンキを使っています)
・蚊取り線香
・虫が活発になる夕方には山を去る

といったところでしょうか。
あとは虫が出たら素早く逃げることかな。

ということで、農繁期が終わる秋までは用心に用心を重ねて臨もうと、心に誓ったのでした。

でも結局、山の畑にはこの辛さにも勝る喜びや楽しみがあふれているので、やめられないのですよね。



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