全ては完璧なプログラム

ある日の仕事帰りの駅からの風景。
はっと息を呑むような赤い空が綺麗だった。
駅から海が見える環境に住めるわたしは
本当に恵まれていると思う。

見えるものが自分だと知っていながら
認めることがなかなか出来なかった。
自分は人とは違うと特別であろうとする
あの人も
自分なんてと貶めながら人のジャッジを
やめないあの人も
愛のあるふりをしながら頑固で自己流を
やめないあの人も。

自分から切り離して、さも、分かったような
顔をしてわたしはやり過ごしてきた。
だってそんなじゃいけないと教わり
それをジャッジして直してきたんだもの。

でも、全部自分なわけ。
ワンネスの意識、覚醒を目指すならば
そこを通って全てと一つになっていく。
誰も実は責めてはこない。
ジャッジしている世界を創っているのは
自分自身だけだから。

ジャッジせずに自分を受け止めていく。
ジャッジしちゃう自分も受け止めていく。
そんなことができるようになった。

嫌ならその行動を改めよう。
そうしたら、そのエネルギーが自分から
離れた時にはその人はいなくなる。
そして本当にそうなった。

全部自分ならば何を言われるか
なんて気にしなくていいよね。
言われたとしても
どうせプログラム通りのセリフ。

ただ、自分が今ここを体験すれば。
誰かに気に入られるための
気を遣った言葉はもういらない。
その小さな嘘の不自由さが
わたしを苦しくさせていたと解る。

意識が変わった。
わたしは自分の見たくなかったものを
自己否定せずに認めることができるよう
になった。
人を気にしなくなった。
ジャッジしなくなった。
思い出して考えて分析して
罪悪感で苦しむことが減った。

人の見方が変化した。
たった４ヶ月で１０年分くらい
すごく意識が変わった。
有り難いとしか言えない。

何も押しつけない
行動を指図しない
忖度を求めてもこない
空っぽな北島さんは
わたしの真我の代わりとして
伝えてくださるけれど

そこにジャッジが無いから
ただ静かに存在して
穏やかに見守っていてくれて
必要なことは最善のタイミングで
絶対に言ってきてくれる。

間違う体験をさせてくれる。
完璧なプログラムの上で
行われることをご存知だから
失敗をしても存在は否定されない。

そういう中で生きられる
自由と信頼と安心感。
それをわたしも少しずつ理解して
深く呼吸をしながら自分で歩く。

特別な修行よりも感情や思考に
入り込まずに自分のことを
冷静に離れて観照している方が
実は難しい。
それは瞬間瞬間に自分でやらなくては
いけないことだから。

わたしの中にあった甘えと依存
承認欲求と自信の無さ。
誰かに認めてもらって頼ろうとする
自分と対峙するために
前のところから離れる時に
色々起こったんだろうと思う。

全部を否定してたから。
失敗する自分を。
失敗する誰かを。
うまくいかないことを。

今はね、それが必要なプロセスだと
解る。
だから焦らない。
だから悔やまない。
ただ感じて体験していく。
「わたし」を打ち出すよりも
淡々と体験する日々が
大切なんだと思える。

そしてこれもいずれ離れる。
なんにも留めず握らず
さらさらさらさら。
いいじゃない？それで。

ねえ、こんな風になるなんて
なんて有り難いんだろう。
今はどんどん自分につけたもの
脱いで軽くなっていこうと
思っています。

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