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100万人にひとりのスキル

100万人にひとりのスキル

皆さんはこれを聞いてどう思うだろうか。

今開催されているオリンピック。例えばレスリングの世界の競技人口は約100万人。つまりオリンピックの金メダル並みのスキルである。

これを聞くと自分とは何の関係もない、選ばれし才能を持った超人たちの世界の話だと感じることであろう。

しかしとある人の考え方を知り、100万人に1人のスキルは我々にも関係のある、遠い世界の話ではないことを気付かされた。

それが藤原和博氏の提言する、キャリアの大三角形である。

いまではもうあらゆるビジネス本で引用されまくっているのですが、元々は『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(著:藤原 和博)に記載されていた言葉です。

この本には100万人に1人のスキルをもったレアな存在になれる方法論が記載されており、オリンピックのような100万人の中で1番を目指すといった99万9千999人を乗り越えるハードな競争に挑むのといったアプローチではなく。

100人に1人の能力を3つ掛け合わせることで、100万に1人の人材に目指すという考え方です。

つまり100万人に1人のスペックを、能力値の上下ではなく、希少性という部分でフォーカスしたんですね。その100人に一人の肩書きを3つ結んだ三角形をキャリアの大三角形と呼んでいます。

キャリアの大三角形作ってみた

すごく面白い本なので詳しくは購入して読んでもらうとして、僕もこの大三角形を作ってみました。

そもそも100人に一人の逸材って、どの程度の能力かというと、1万時間の練習量を費やして得ることのできる能力みたいです。1日8時間で計算すると大体5年くらいの日数が必要な計算です。どんな仕事でも入社して5年経てばある程度の仕事をこなせる、100人に1人程度のプロとして通用できると言うことです。

私は20代の頃、5年間ほど建設会社に勤め、なおかつ一級建築士なので、『建築』においては1万時間を費やした100人に一人の逸材と言えるのではないでしょうか。

また現職が舞台の大道具であり、こちらも5年ほど経験しているので、100人の一人のプロとしてカウントされます。

つまり今私は『建築士持ちの大道具』と言う1万人に1人のスキルを持っていることになります。これが今の自分の土台です。


次の段階は1万時間を費やすスキルの3歩目をどこに踏み出すかですが、その踏み出しの大きさがキャリアの大三角形の高さになるので、踏み出しが大きければ大きいほど面積が大きくなる。三角形の大きさが希少性の高さとなるので、ここが重要です。


とりあえず40歳になるまでの約5年間で、この3歩目を踏み出したいですね。果たして何になるのか・・・とりあえず今は力を入れ要としている分野は『英語』か『経営』か『AI』ですね。

レアな方へ進む

熾烈な競争に勝つのではなく、ある程度の能力の組み合わせがスキル底上げを担う近道となる。そういった考え方に感銘を受けました。これからの行動指針はまさしく、どんな状況においても自分が希少になるように自身の行動を決めていくということが重要なのではないかと。

みんながやらない事をやるし、みんながやっていることはやらない。とにかくレアな方レアな方へと自分を動かして行くことが、現時代の行動指針の正解なんじゃないかなと思いますね。

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