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明日はあるのか

答えのない人生に放り出されることが怖くて、人の意見ばかり気にしていた。あの人がこう言うから、そう思う。その思考に守られていた。

大切な人に出会えるのは、運命なのか、何なのか。訳もわからず突き進んでいたあの日には、もう戻れない。

踏み込んで、先にある景色を見よう見ようとするあまり、今の足下のことは脳裏にない。

がむしゃらだった。走ることしかできなかった。陽に照らされていると勘違いをしていたほど、心が明るく、温かかった。

時代に合わせて生きることを選びたくはない。かけがえのない自分の人生、自分の納得のいくようにできると信じるしかないのか。

夢のように人生を描いて、筆先の絵の具がなくなったときに何を思うのだろうか。絵の具はまだあるのだろうか。誰か絵の具をください。

丁度良いときに、ふと我にかえる機会を得た。彼らは何も考えず、何も望まない。むしろ、己の欲望のままに生きるその姿は、本当の姿であり理想の姿であるだろう。彼らを研究することが自分のためになると信じて。

そんな簡単にはいかず、周りの人間は厳しい目で見た。こんなはずじゃなかったと何回思っただろうか。僕のことを分かってくれる人は、僕しかいないのかもしれない。

来るべき時はくる。人生の中にはさまざまな期限がある。それを守れるのだろうか。何のために守るのだろうか。誰もが悩むべき場所で同じように悩む。ロボットではないけれど、人生をプログラミングされたロボット人間なのかもしれない。

これからの人生を左右するから、期限を守っている。あの人もこの人も、ここにいるすべての人は期限を守っている。今、追われている期限。新しい道を切り開くために期限を守ってみせるんだ。

心のそこから湧き上がるなにかを感じたことがあるだろうか。もしくは、自分の中にあるいくつものジグソーパズルがカチッとはまる瞬間を感じたことはあるだろうか。そんな体験をするために生まれた気がした。誰にも邪魔をさせない、そして誰しもと一緒に生きていけるという可能性に満ち溢れている。

新しい風に吹かれて、息を吹きかえす。問答無用で走り出す。もうあの時の自分じゃない。これからを見ていろ。これからの活躍を期待していてくれ。

ささやかながら、皆さんにエールを送ります。今までなど何も関係ない未来がこれから来るということを伝えておきます。少しだけ先に進んでいるけれど、見た景色は全然違いました。今まで何をやっていたんだろう、こんな私じゃダメだ、そうやって逃げたくなる日々が続くかもしれません。しかし、あなたたちに可能性を感じています。あなたたちはもうすでに準備ができています。そう感じました。さあ、一緒に楽しみませんか。

そうして始まったことは、きっと上手くいく。いや、そんなこと考えるまでもないかもしれない。今までになかったような期待と、やっと来たかという安心感に包まれることになるだろう。それはあなただけの秘密であり、全世界を取り巻く現象として、あなたの前に現れるだろう。

見た分だけ見たことになるんだ。聞いた分だけ聞いたことにあるんだ。進んだ分だけ、進むんだ。あなたの一歩はあなただけの一歩として心に残る。あなたなりの一歩を見せるときは今だ。

明日は、きっとあなたの前に現れるだろう。見えない未来を不安に感じる当たり前の衝動を受け入れながら、細胞は受け入れないだろう。

明日はあなたの前に、現れる。

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