見出し画像

四十八文字の話『ウ』 宇宙

宇宙

皆さん、唐突で申し訳ないですが、皆様は今ここで、  この「地球」で生きている事を実感してますか?

私は幼少、小学校低学年の頃、漠然としてですが、   自分が生きている、この「地球」って、実は、     

とてつもない『大巨人』の腹の中に    存在しているんだな~


って、思っていました。               これは、本当の話デス!               

別に本で見たとか、誰かから聞いた等の記憶はなく、  ただ鼻水を滴しながらも(子供ですから)         漠然として、そう思っていました。

でも流石に歳を重ねて大人になってくると、      そんなことはすっかり忘れ、             一人夜空を見上げる暇もなく、            地球が何だ宇宙が何だなど、             まったく意に介せずに、皆様と同じ様に?       日々に流される生活に乗せられておりました。


◎古代日本人の宇宙観

でも、ある日の事、ある本を読んでいると、      この子供の頃の風景がコンモリと浮かび上がって    きました。

伝説の古文書『ミカサフミ』は      ご存知でしょうか?

   

第12代天皇『景行天皇』の御代、          伊勢神宮の祭主                  「三笠臣大暁島命」(みかさとみ おおかしまのみこと)が ご先祖の「天児屋根命」(あめの こやねのみこと)    から受け継がれてきた数々の伝承を纏めて       編纂されたと伝わる古文書です。           

この古文書の中に、下記の詩が詠まれていました。

アメハエナ   (天は胞衣)       ヒツキヒトミナ (日月人みな)      アメノエナ   (天の胞衣)       ソトハタカマノ (外は高天の)      ハラワタリ   (腹径り)

「天というものは母胎の胞衣のようなものだ。     日(太陽)、月、人はみなこの宇宙の胞衣の中に      腹ごもって存在している。              (胞衣の)外は高天原(腹)が存在するのである」

これは大昔の古代日本人が持っていた         

正に『宇宙観‼️』

を表現しています。                 

図にしますと以下のイメージになりますかね。


画像1


この図では、「地球」を「天(胞衣)」が包み       この中で生まれた「地球」が             今現在も一人前に成長している、事の表現かと❗

更にその「天(胞衣)」を囲む「宇宙」を        「大壺」「子宮」として表現してます。        

日本では縄文時代から住居の戸口に「甕」(かめ)を    埋める風習が有った事、ご存知ですか?

更にのちの時代では、               「胞衣」を「甕」に入れ               戸口に埋める様になりました。            これは何故かと言うと、               生まれた子が踏まれれば踏まれるほど丈夫に育つ❗と  考えられていたからです。

太古から我々のご先祖様達は             素晴らしい感性をお持ちだった様です。


◎太古に文字が有った?

この古文書『ミカサフミ』が編纂されたのは      先程述べた様に第十二代『景行天皇』の御代です。   推測ですが、「日本書紀」の歴代天皇の年表に照らせば「紀元前七世紀」の縄文時代、です。

そう言うと、こう述べる人達が居られます。

「何をバカな事を言ってんだ。      中国から漢字が伝わる前の頃の話だろ?  当然この日本に文字などない時代に、   どうやって書物を書いたのか?」


皆さん、どう思いますか?

一つ例を挙げます。        

例えば漢字「山」の読み方には、          「やま」と「サン」とがありますよね。        日常生活で何も気に停めず普通に使っていますが。   でも皆さん、改めてよく考えてみて下さい。

 

画像3

漢字「山」という一文字に対し、     二通りの読み方をする、という技法。   自分達が今まで使っていた言葉で    「やま」と同じ意味に相当する漢字が   「サン」と読む「山」なんだ、と。    そんな事を理解した上で         「その時の場面場面」によって      使い分けて日常生活を送っている、    この現象、改めて考えると        世界中でもおそらく我々日本人だけ❗   かな、と思います。           欧州の「ラテン語」からの        アルファベット             そして当の「中国語」にもない現象    デスヨね。


ある時に伝わった「漢字」に対して          こういう対応が出来るのは、            「漢字」が伝わる以前から、       

この日本にある種の「言葉」「文字」が  有り、それを使いこなしていないと、   出来ない芸当です。


それまで「文字」すら知らない未開の人達に、     ある一文字を二通りに読め、といっても        そんな事出来ますか?                まずそんな発想も浮かばないでしょうね。      

じゃ、漢字が伝わる以前に              この日本にはどんな「文字」が有ったのでしょうか?


◎「神代文字」

皆さん、下の図を見て下さい。


画像2

神社によく有る「護符」です。

それで、左側に記されている「文字」を見て下さい。

読めますか?

仮にも神社の「護符」ですから            何かしらの意味が篭っている「文字」‼️ですよ。


更に次を。


画像4


歴史上名の通る「偉人」達が伊勢神宮に奉納した物です。


かく言う私にも解説書がないと読めません。      では何故読めないのか?               平安時代に作られたとされる「ひらなが」は      皆さんは当然知っていますでしょうが        「神代文字」は読めない。それは何故か?


それは学校の授業で教えていないからです‼️「ひらなが」は教えているのに      古代日本のこんな神々しい「文字」を   そして事実現代でも由緒有る神社において 伝わっている神代文字。         何らかの重要な「意味」が        込められている事が想像される      その「一字一句」を           何故教えないのでしょうかね?      何らかの圧力でもあるのかな?


◎「古文書」は面白いデスヨ

「ミカサフミ」と同じ時期に編纂されたと言われる   古文書「秀真伝(ホツマツタエ)」でも、        

「宇宙は大きな壺(子宮)であり、     天はその中に存在する胞衣である」


と伝わっています。

他にも沢山の「古文書」が存在してます。       そこに記されている事が事実かどうかは別にして、   その書を記したその当時の人々の気持ちや       その時代の状況などを                半ば「お伽噺」として読んでみると、         大変面白いものデスヨ❗

現在の我々では             到底考えられない現象や発想が      書かれています。


皆さんも是非とも「古文書」をお読み下さい。 





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?