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【無料記事】スティサート師の説法~いのちの使い方(1)私のものなのに、使っていないもの


★本日は月のはじめで、ちょうど新しい説法スタートで切りがいいですので
 100円設定ですが全文無料で読めるようにしました。


タイ仏教、特に
東北タイにある森の寺
スカトー寺に縁あるお坊さまたちの説法を
翻訳して毎日お届けしています。

ご登場下さるのは
再びスカトー寺副現住職で
ウィリヤダンマアシュラムのリーダー僧
スティサート・パンヤーパティポー師です。

各方面でご活躍中のスティサート師。

毎月1回バンコクでの瞑想会を
もう数年続けておられますが
コロナ禍でオンライン配信になりまして
今は、場所を選ばず中国や日本の方も参加できる
インターナショナル・チャルーンサティ瞑想会となりました。

先月10月17日に行われた瞑想会を
訳していきます。

その日は日本語で私が同時通訳をさせて
いただきました。

そちらも
教育ファシリテーション研究所さんのご協力で
アップしてくださっていますので
早くその内容を知りたい方はこちらを
ご覧ください。


今回の説法テーマは

「いのちの使い方」

です。

今日の部分のタイトルを

「私のものなのに、使っていないもの」

としました。

初っ端から
ちょっと耳の痛い話で始まります。
皆さまは、いかがですか?


  この記事は、継続有料マガジン「月刊:浦崎雅代のタイの空(Faa)に見守られて」内の記事で、継続購読すると月500円で読めます。
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記事は単品で100円でも読めますが、毎日アップしていきますので
これからも続けて読みたいなと思われる方は、継続購読の方がお得です。
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 もしよかったら、継続マガジンをご購読よろしくお願いします。



(0:01~4:39)
<2021年10月17日 @ウィリヤダンマ・アシュラム>

法の学びを共にする皆さま、
おはようございます。
よろしくお願いします。

本日は、タイ人、中国人
そして日本人の皆さまもご一緒に
参加されております。

私たちは、法の親戚といっても
いいですね。

今、ここに集っている人たち同志の中には
個人的には知らない同志、の方々も
たくさんおられることでしょう。

しかし、同じ修行の道を志す
仲間たちが集っています。

それはもう、
親戚同士といってもいいでしょう。

法(タンマ)の親戚です。

よくよく観察してみますと
たとえ血のつながった親戚同士、両親や兄弟たちも
それぞれの生き方、生計の立て方などは
違いますよね。

一人一人、人生の目的もまた
違っていることでしょう。

どのような人生を歩んでいるのか、
その方向が違うということがあります。

一人の人生の中でもそうです。

以前は、このような道を歩むと選択して
歩んでいたけれども、また別の道を選ぶ
ということもありえるわけです。

しかし、いずれにせよ、
今ここに集っている私たちは
自ら選んでこの道を歩んでいる仲間たちですね。

この道というのは
「法(タンマ)という道」です。

法の学びを共にする仲間。

瞑想実践を通して、
法の学びを共にする道。

この道は、
日常生活の中での実践と共に行なうことが
大切です。

ペアなんですね。

世俗を超えた法を学んでいくことと
世俗の生活をしながら法を活かしていくことは、
ペアです。

共に実践することが
可能なのです。

それが
どのような方であっても、です。

たとえ僧侶であっても、なくても。

法は人を選びませんよ。

その人の性別が何なのかも
選びません。

選ぶのは、人の方なんです。

私たちが、与えられたこのいのちを
どのように使うか、ということだけです。

それが重要なんです。

このようにたとえてみましょうか。

私たちは人生の中で
様々なモノを必要とします。

家の中にもありますし
仕事場にもありますよね。

そして私たちは
そのモノの主、つまり持ち主として
暮らしています。

たとえば
本があるとします。

私の本です。

でも、まだ読んでない。

そのような時、
その本の内容を私は知ることが
できるでしょうか?

できないですよね(笑)

人によっては
本を買うのは好きだけれど

あるいは誰かから本をよく
もらうけれども
読んでいない、ということがありえます。

本はすでに、私のものです。

家の中に、
すぐ手の届くところにあります。

しかし、その本を
まだ読まなかったとしたら?

知識は生じてきませんね。

その本の内容の理解が
生じてくることはありません。

ね、そうでしょう?

あるいは、別荘をいくつも
持っている人がいるとしますね。

しかしその別荘を
ほとんど使っていない。。

地方にある別荘にはほどんどいなくて
その別荘をメンテナンスする人だけがいる。。

そういう状態の人も
いますよね。

あるいはいないときは
完全に別荘を閉めてしまい
誰もいない。。

家はあるんですけれど
家を使っていない。

あるいは、洋服。

洋服をいくつも買った。

でもクローゼットの中に置いてある服ばかりで
ほとんどの服をもう何年も着ていない。。

洋服はあるのだけれど
使っていない。

あるけど、使っていない。。

それだとどうでしょう?
役に立ってないですよね。

よくよく観察してみると
私のもの、として自分の手元にあるけれど
実際のところ使っていない。。

するとどうでしょう?

何の役にも立ってないことが
わかってきます。

               (続く)


。。。。。。。。。。
浦崎感想

自分のものなのに、
ちっとも使っていないもの。

皆さまは、ご自分の持ち物を
フルで活用しきれていますか?

気が付くとモノって
どんどん増えていきますよね。

私も年に数回
ガラクタ整理の機会を設けて
いらなくなったものを処分するように
意識しています。

毎回
あー、こんなものあったんだ!
と買った時のこと忘れてしまうものさえ
あります。

あるのに、使っていない。

実はこんなもったいないことは
ないのに、ついつい
必要ないものまで買ってしまったり

1回~2回使っただけで
飽きちゃってそのままにしたり
ということがありますよね。

私はタイに来る前
かなりの本を処分したのですが

今日スティサート師がおっしゃっていたように
「本は買うけど、読んでない」

という、いわゆる積ん読の本ばかりで
愕然としたのを覚えています。

読まなきゃ!という焦りばかりで
ちっとも知識が身についていなかったんですね。。

それを今日は改めて
思い出しました。

自分のものなのに
使っていない。。

身の回りのモノにたとえられましたが
本当にスティサート師がおっしゃりたかったことは!?

今回の説法も
学び多き説法ですので
どうぞ共に学びあいを続けてまいりましょう。


●●●お知らせ●●●
次回のインターナショナル・チャルーンサティ瞑想会
今月は11月21日(日)にあります。

教育ファシリテーション研究所さんにお申込みを頂き
ぜひ一緒に瞑想実践をいたしましょう。

以下のHPで詳細を書いています。クリックしてみてくださいね!

https://t.livepocket.jp/e/5_wyy


 

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