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【無料記事】カンポンさんのミニ説法~自分自身を感じる、ができるようになる(1)どうぞ、この道に来て見てごらんなさい

🌟100円説法ですが、
  本日の記事は無料で全文読めるようにしました!


このnoteでは
タイ仏教、特に
東北タイにある森の寺
スカトー寺に縁あるお坊さまたちの説法を
翻訳して毎日お届けしています。

お坊様ではありませんが
ある意味お坊様以上の働きをされた
故カンポン・トーンブンヌムさん。

事故で全身麻痺の障害を負われ
16年の苦しみののち

気づきの瞑想実践と出会い
<体に障害があっても
 心まで障害を負う必要はない>

という深い学びを体得され
心の自由を得られた在家者の方。

2016年4月23日に
60歳で亡くなられましたが

彼が生前、自らを法を伝える道具として生きた
その生きざまや教えに
今なお多くの方が影響を受けています。

生前の彼の説法の一部が
短くまとまったものを訳します。

今回のテーマは

「自分自身を感じる、ができるようになる」


今日の部分のタイトルを

「どうぞ、この道に
 来て見てごらんなさい」


と、しました。

実は昨日まで
訳していたスティサート師のお話とも
非常に関連する内容。

カンポンさん節では
どういうお話が展開されていくか

ぜひ楽しみながら
お読みください!


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(0:01〜2:07)

ルアンポー・ティアン(ティアン師)は
人生の問題を解決するための
方法を伝えてくださいました。

それは
自分自身によって
修行がしっかりとできるようになること、です。

ティアン師は
苦しみを観ること、と
苦しみの原因を観ることを
はっきりと伝えてくださいました。

苦しみの原因、
それが問題なわけです。

そしてティアン師は
苦しみから解き放たれる方法も
伝えてくださいました。

これは本当に
重要なことですよ。

もし
これは苦しみですよ、と
苦しみを指し示すだけで

苦しみから解き放たれる方法を
示すことがなければ

苦しみを超えるその道に
至ることはできません。

ただ苦しみに
はまりこんでしまうだけに
なるでしょう。

苦しみとは何かを
はっきりと示し

苦しみから解き放たれる方法をも
指し示す。

苦しみが生じても
その苦しみからの出口もまたある
ということを
示してくださいました。

そうなると
苦しみになっちゃったとしても
苦しみに長らくはまり込むことは
なくなります。

ティアン師の本の中で
こんなタイトルの本がね、ありますよ。

それは

「どうぞ、この道に
 来て見てごらんなさい」

どうぞ、
この道に来て見てごらんなさい。

それはね、

ここに出口の扉がありますよ、
ということなんですね。

どうぞ、ここにいらっしゃい!

ってね。

苦しみから
解放される道。

ブッダがね、すでに
教えてくださった道ですよ。

ブッダが教えてくださったのは
苦しみと苦しみの消滅。

ただそれだけですよ。

それ以外の
様々な教えは、このことを
より理解しやすくするための補足
のようなものです。

しかし
もっとも重要なこと、つまり
ブッダが苦しみを超え悟りを開かれた
ということ。

それはまさに
苦しみをはっきりと知った
という時なわけです。

もうその苦しみが
完全に消滅したということを知る。

皆さん、
もう自分は苦しみがないよ
という方はいますか?(笑)

もうね
私たちみんなね
苦しみがあるんです。

私たちのことなんですよ。

誰か自分に嘘をついて
手を挙げる勇気のある方、いますか?(笑)

これは普通のことですよ。

苦しみがあるということはね、
法(タンマ)に興味を持つきっかけになるのは
何らかの苦しみがある
ことだったりしますからね。


              (続く)

。。。。。。。。。
浦崎感想


久しぶりの
カンポンさんミニ説法。

ですが
昨日までのスティサート師説法と
これまたシンクロするような
内容もありましたので

この説法をチョイスいたしました。

自分自身で苦しみを
はっきりと観て、そして
その苦しみを超えていける。

こうした確信につながるような
今回のカンポンさんの出だしの
お話でした。

今日、タイトルにしました

どうぞ、この道に来て見てごらんなさい

というフレーズ。

これはタイで読まれる
毎日のお経の中にも出てくる

エーヒパッシコー (Ehipassiko)

という言葉でもあって

お経の中では
法(タンマ)の特性の一つとされる

「来たれ見よ、というに値するものである」

という内容と重なります。

法は
どうぞ、来て見てみてご覧なさい、といえるほど
誰の前にも現前としてあって、確かなものである。

ということなんですが

私がすごく学びになったのが

自分は法をわかっているから
あなたに説いてあげるわよ!という姿勢とは逆で、

どうぞここに法の道が指し示されているので
あなたもこちらに来て、試して見ませんか?

という姿勢で
法は伝えられてきたものだということでした。

相手を説き伏せるとか
わからせる、などではなく

来て、あなたの目で実際に
見てごらんなさい、と伝えられるもの。

何か柔軟でありながら
確信を感じさせるその姿勢がまた
素晴らしいなあ、と感じた教えでした。

ティアン師もまた
そうした姿勢で、私たちに
苦しみと、苦しみを超える方法について
伝えてくださった。

先生方の言葉を今
改めて学び直し、日々の瞑想実践の
糧にしていきたいですね。

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