持病のはなし

最近ふと、疲れることがあまり不安じゃなくなったことに気がつきました。
以前は疲れることがとても不安で、かなり余裕をもって予定を組んだり、体に負担がかかりそう(疲れそう)なことはやらないようにしていました。

週5日働くとまあまあ疲れますが、週末に休めば疲れは取れるし、それを繰り返していくうちに疲れることに対する不安が減ってきたように思います。
睡眠に関しても、私は不眠の症状があり眠剤を使って寝ていますが、以前は夜になると落ち着かなくなり緊張し不安になりました。
今でも緊張するし不安にもなるのですが、前よりはずいぶん軽減し寝つきも良くなってきました。

症状が軽くなったと実感がわくようになるまで5年から10年単位の月日がかかります。
私の病気は一生をかけて治していくものです。
再発の不安もありますが、だからこそ再発しないように細心の注意を払って30年近く暮らしています。
途中、過度のストレスにより再発したこともあります。

これからもずっと生活全般に気をつけて暮らさなければならないのですが、気をつけている生活のせいで却って健康的になっているような気がします。

一点の曇りもない幸せが存在すると思っていた若い頃は未熟で苦しかったです。
病気を抱えたことで、精神面はとても成長したように思います。一見不幸だと感じることが数十年後にあれのおかげで今があるなんて思えるようになるのですね。