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夢を追うこと

加齢のせいなのか、最近何かを求めることが減りました。
物欲もそうだし、自分にも他人にも求めないから、がっかりしたり怒ったりもない。
生きる勢いは若い頃にくらべたらずいぶん減ったように思います。

でも心はとても平和です。
淡々とやるべきことややりたいことをやるだけ。

私は精神病の闘病のせいもあり、長く自分のことで手一杯で、気持ちが落ち着いてきたのは30代後半からで、それまでは心の中が嵐のようでした。
体調が安定してきている時期の方が年数ではまだ短くて、こんなものなの?とある意味物足りなく思ってしまうこともあります。

でもこれが安定している健康な精神状態というものなのかもしれません。
表現者仲間には気持ちも状況も安定することができずに波乱の人生を選ぶ人たちもいます。
私も一時期はそんなふうに刹那的に生きていました。

夢を追うという言葉は一見キラキラしているけど、夢を追うことで人生を棒に振ったり、叶わないことを望んで悶々としたり、いろいろな人を見てきたのであまり良い印象をもちません。もちろん前向きに夢を追っている人もいるのでしょう。

平凡でいいから、身の丈に合った努力をこつこつして、安定した暮らしをなるべく長く続けたいと思う私はもう夢追い人ではないのかもしれません。

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