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読書とこたつと夜更かしと

日が経つにつれnoteがお久しぶりになっていく。
書くのはもちろん読むことも。

今までそうして過ごしていた時間、何をしてるのだろうかと振り返れば、小説を読んでいるなと思った。

本を読む時間が増えた。

最近は無性に小説が読みたくて、なんだかずっと頭の中に物語を置いておきたい気分なのだ。
本が読めない時は読みかけの本の内容を頭に思い浮かばせて、どうなるんだろうかとふと考えたりしている。

もうすぐ読んでいる本が終わりそうになれば次は何を読もうかとうっすらと考え始める。

仕事が終わり家に帰ると録り溜めたドラマたちが待っている。
私は元来テレビっ子なため子供の頃は新聞を開き番組表を片っ端からチェックしていたけれど、今は見逃し配信なんていうありがたいものもあるおかげで、逆にいつでも見られるという安心感からバラエティは見なくなった。結局見逃し配信でも見ていない。

ドラマは好きなので、一通り録画しては1話ないし2話を見てふるいにかけて削除して選抜されたドラマだけを見るようにしている。

それでも、週に7.8個のドラマを観ようと思うとある程度時間が必要だ。

帰ってから2.3時間ドラマを観る。それからはテレビを消して本をひらく。挟んである栞を外し文字に目をやる。

机にはお湯を入れただけのカフェオレやココアを用意して静かな時間を過ごす。

夫は読書はほとんどせず活字は全く読まないけれど、最近私が古本屋によく行くのがきっかけになったのか、漫画本を買って読んでいる。

今、夫は世間から2年遅れの鬼滅の刃ブームらしい。「いやぁ、おもしろいねぇ」と言いながら真剣な眼差しで読んでいる。

なんとかの呼吸とかなんだか言っているのを久しぶりに聞いて、外で言ったらもうちょっと恥ずかしいかもよと伝えておく。

漫画とはいえ、リビングで2人で本をひらいて読んでいる事がなんだか不思議に思えてくる。

私も本を読む習慣がついたのが4年前の事だ。
それでも、そんなに読む方ではなくてちょっと空いた時間に程度だった。

最近、SNSなんかで読書垢なるものを見つけてしまったせいかもしれない。そこには読んだ本や、買ってきた本などがアップされている。

それを見ているとおもしろそうと気になってしまう。そうして思うのです。今既に発売されている小説だけでも読んでみたい本がたくさんある。

けれど、知らぬ間にこの世にはいろんな物語が生まれている。私はたぶん一生かけて必死に読んでも、読みたい本を全部読み切るなんてことはできないんだろうなと。

時間が足りない。読むのはかなり遅い方なのでよりそう思う。

最近は待ち時間ができるとよっしゃ!と思うよになった。カバンから本を取り出して読めるからだ。電車や人、順番を待つことにイライラしなくなったというのはすごく心にいいことなのかもしれない。


夫と2人してコタツに入って本をひらいている時間は体も心もあったかい。

ふと気づいて横を見ると漫画を読んでいたはずの夫はクッションに頭を預けて心地よい寝息を立てている。愛犬も寄り添って一緒に寝ている。

その姿を見ていると私も急に眠気がくる。夫が起きるまでと自分に言い聞かせて私もコタツにさらに深く足を入れて横になって目を閉じる。

温かい。そして、深夜に目が覚める。
「もうこんな時間や布団で寝な!」と夫が言う。
こたつから出るとブルッと寒気がして途端に眠気が引いて寝室まで移動する。冷たい布団に入り覚めてしまった眠気を取り戻すまで再び本をひらく。

そして、ついつい夜更かしをしてしまうのだ。

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