見出し画像

水に流して 〜魚座の新月インナーチャイルドカード会〜

こんにちは!恥と怒りを原動力に生きてきた、しらふです。
本日、2021年3月13日19時すぎに魚座の新月を迎えます。いま、18:42なのでこの記事を書いている間に新月になるでしょう。

今日は毎月恒例で参加している天海玉妃先生の新月のインナーチャイルドカード会(以後、ICC会)でした。
会の詳細は下記リンクから。

昨年4月末の牡牛座新月の会から参加して、もう少しで1年になります。
コロナ禍での就職活動中、月1回この会に参加してカードを引きながら時々のテーマを話す時間にとても助けられました。それについてもまた追々書きたいと思います。

さて、今月わたしが設定したテーマは
「許せない人たちへの怒りとの向き合い方」

なんだか、あの曲が頭に響いてくるようですね……

うらみますうらみます
あたしやさしくなんかないもの
うらみますうらみます
あんたのこと死ぬまで……
「うらみ・ます」中島みゆきより

ギリギリィ……うらみます……うらみます……あいつら、ユルセナイ!

まぁ、別に騙された男に怒っている訳ではなく、前の会社の上司や役員への怒りがいまだ心にくすぶっていて、夢のなかで彼らに激昂して机や物や罵詈雑言を投げつけていたり、寝る前に思い出し怒りで眠れなくなったりすることがあるんですね。
もう辞めて2年経とうとしているのに。新しい会社で安心して働いているというのに。

自分の恨みつらみ怒りと向き合うのに魚座新月はベストなんじゃないかと思い、テーマに選んでみました。

引いたカードはこちら!

画像1

1:テーマ、現状 ハートの3
何故かこのカードを引いたとき、ソードの3だと勘違いしてしまったんですよね。「ハート」×「3」×「傷ついたワタシ」ということで、タロットのソードの3を連想してしまい、それで間違えてしまったのでしょう。

カードに目を向けると、周りの海の幸たちの苦労を知らず、選ばれし偉い我々サイコーと人魚たちが能天気に遊んでいる場面にしか見えない。そもそもカードを引くときに頭に浮かんでいた許せない奴らは3人!この人魚も3匹!んぎぃ!
右下の人魚なんて、巨大サザエでつくった楽器を楽しげに弾いてるじゃないですか!
 いや、そのサザエどうしたん? 中身死んだん? え、もしかして生きたまま中身を引き摺り出して……? 素敵な楽器を作るため……? デデニーの愉快な仲間みたいな雰囲気出しておいて、そんなヒエラルキーあるん……? え、無理です……みたいな。
現代日本に生きる私からしたらトンデモ行動ですが、海には海の倫理やルールがあるのでしょう。知らんけど。わたしには合わないけど。

2:課題 クリスタルの7
夜な夜な昔を思い出しては、蝋燭を灯すように許せないことを数え上げるのを止めろということかなと思いました。
あと、まだ働いていたころ、許せない3人のひとりに対して、今思えば呪いめいたことをしていたなと。人を呪わば穴二つと言いますが、その後、わたしはメンタルの調子を崩したのできっちり代償を払った気がします。
とはいえ、メンタルの調子が崩れるギリギリだったからそんな事をしていたのか、そんな事をしていたからメンタルがやられたのか、その両方なのかは分かりません。

当時は、偉い人たちが揃っている会議に乱入して金属バットで全員ホームランして、そのまま飛び降りたいとか、『ファイト・クラブ』(原作小説)の役員に銃を乱射するシーンに昏い喜びを感じていたりとか、怒りに怒っていたのですが、やがて怒りすら沸かなくなって擦り切れてしまいました。

ここで玉紀先生が、これは儀式のカードでもあります、と。外は吹雪だけど、家のなかは穏やか。そんな守られた空間で、たとえばこのICC会のような場所で話をしたり、自分で心を整理したりするのがこれからも必要なのではというアドバイスをいただきました。

それは私も同意するばかりです。魔法のようにインスタントにこの気持ちは消えていかないのは分かっています。

3:今後 シンデレラ
このカードが来たかぁ!と。 タロットだと月、星座だとまさに魚座に対応しているカードです。

多分、このまま恨みつらみが消えることはないのでしょう。安易な癒しは起こらない。傷は傷で残りつづける。ただ生きている限り、この怒りや傷と生きていくしかない。

怒り怒りと書いていますが、わたしの未熟さや思考の癖、ふるまいが招いた結果でもあり、ただただ無垢な被害者という訳ではないのです。でも、わたしの怒りはわたしのもの。わたしの恨みはわたしのもの。わたしの辛さはわたしのもの。この感情だけは、良い悪いではなく抱えていくしかないのです。

また、このカードで、シンデレラはお母さんのお墓に参っているんですね。多分、わたしは人より怒りを抱きやすくて、冒頭でも紹介したとおり恥と怒りを源に生きてきました。おそらく、それは母の影響が大きく、感情にまかせて暴力を振るうひとだったので、わたしはのびのびというよりも神経質に育ちました。
怒りはある種の防衛反応だと思っているのですが、自分は人よりも攻撃されたと思いやすい、過剰に防衛しやすい性質だという自覚があります。

そこからさらに母はなぜあんな振る舞いをしたのか紐解けば、祖父に行き当たります。酒を飲んでは暴れるひとで、飲んでは手がつけられなくなって、祖母と母は兄や妹たちと親戚の家にたびたび避難していたと聞きました。また、なぜ祖父は酒を飲んで暴れるようになったかというと、比較的裕福な家で甘やかされて育ったということもありますが、祖母いわく戦争が祖父を変えてしまったと。さらに戦後、生活が安定してきたところに襲った大火事で建てたばかりの家を失ったことも影響しているのではないかと。

ここまでいけば、誰が被害者で誰が加害者なのか分かりません。

タイトルに「水に流して」と書きましたが、水になんて流れない、綺麗に終われない感情がただただそこにあります。

おわりに
この会に参加されていた翡翠先生から、人魚は海にしかいられないけど、2枚め、3枚めで、わたしは地上を歩いているじゃないという軽やかな読みをいただきました。
(他の方の読みを聞けるのが、この会の醍醐味のひとつ!)
いま20:44。やはりこのnoteを書きながら魚座新月を迎えました。
息ができない海から出たわたしは、またぐるりと12個の星座をめぐる旅に出かけるのです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?