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今年もなんともなくてよかった。

年に1度、大学病院で血液検査を受けている。
健康診断ではない。
甲状腺機能亢進症、いわゆるバセドウ病を患ったことがあるので、寛解後も様子見がいるのだ。

産後健診で発覚

バセドウ病の診断がされたのは、息子を産んで7ヶ月目くらいだった。
産前の検査で産後2回は健診を受けるように言われていたわたし、4か月ちょっとで職場復帰してからは目も回るような忙しさで2回目をなかなか受けられていなかった。
まだハイハイもする前の赤子を保育園まで車で送迎し、いったん家に車を置いて、地下鉄で街中の会社まで往復していた。
ちゃっかりしてる息子は保育園ではミルクを飲むが、自宅ではほぼ母乳オンリーで、わたしは「在宅完母」と言っていた。
ジェットコースターで綱渡りをするような日々で、気づいたら体重が50kgを切っていた。
わたしは身長が174cmあるので、相当痩せてた。
いやぁ、育児というのはなんて大変なんだろう、と初育児だった新米母は思っていたのだが、要するに甲状腺ががんばりすぎていて痩せていたらしい。
やっと産後2回目の健診に行ったら、すぐに専門クリニックに紹介状を書かれて、受診したらバセドウ病だったのだ。

3年くらいで治癒、以降は経過観察

幸い早めに発見できたからなのか、症状が浅かったのか、目や喉が出てくることもなく、薬を飲み続けることで数値は改善して3年くらいで治癒した。
治癒というか寛解というか。完治というものはなく、その後も経過観察は必要だそうで。
札幌から夫の故郷である弘前市に移住を決めた時、青森県3位の地方都市で受診が心配だったけれど、弘前には弘前大学医学部附属病院があり、札幌でお世話になった先生から紹介状をもらってすんなりつながった。
最初は半年に一度、その後は1年に1度になり、採血しての検査を受けている。結果は採血から1時間ちょっと後にわかるので、早めに行って長い待ち時間の間は読書をしたりして過ごしている。ちょっと貴重な時間になっている。

本はあまり読み進まなかった。

1年って早い

いつも診察は5分もかからないくらいで、終わり頃に次の検査日が決まる。1年後の日付が書かれたそれをだいぶ遠い気持ちで受け取るのだけど、前回からもう1年経ったのか。
前回、前々回は感染症対策がまだピリピリしていたけど、今は当たり前のことになって落ち着いている感じがした。
ではまた令和5年の秋に。

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