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【ソノシータ@ライブレポート】5/23吉祥寺PlanetK

2021年5月23日(日)、オトハル※の木村が、吉祥寺のライブハウスにて行われた、都内で活動中のバンド【ソノシータ@】のライブに行ってきました。今回はそのライブの感想をお届けします!
(※オトハル=ウラバン!メンバーの名称です)


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5月23日(日)に吉祥寺Planet Kにて行われたソノシータ@、ジョリッツ3、小日向由依さんのスリーマンライブに行かせてもらった。
内田さんのソロの弾き語りライブは一度行ったことがあったが、ソノシータ@としてのライブは初めてだ。インタビューなどでライブ中の話を聞いたことがあったので、どんな演出があるのか、どんな感じになるのかなと楽しみに会場に向かった。

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冒頭から、ソノシータ@のお決まりのお菓子(キットカットやハイチュー)の紹介という、コミカルなMCで始まり、登場と同時に内田さん(Vo.)と石川さん(Ba.)の絶妙なボケとツッコミを披露してくれた。出だしから沢山笑わせてもらった。
内田さんの、「本当にこのよくわからない、息苦しい世の中だけど、今日のこの45分くらいは全てくるくるぱーになってほしいと思います」という言葉が心に響いた。色んな制限がある日々で、久しぶりのライブハウスでのライブ観戦だったので、これこそが、ライブの良さでもあるなと感じる一言だった。

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一曲目の「くるくるぱー」では、内田さんがキットカットをマイクの上に乗せたり、本番中に食べ始めたりと遊び始めた。本番中にお菓子を食べるバンドは見たことがなかったので、その自由さに少し驚いたが、ソノシータ@らしい楽しい雰囲気が全面に伝わってきた。
また、演奏中でもボケまくる内田さんに自由だなと感じる一方で、どんなに途中でボケても演奏はしっかりとやり遂げる、途中からでも違和感なくさらっと入れるところがさすがだなと感じた。ドラムの菅原さんもノリノリで、笑顔でドラムを叩く姿から楽しんでいる様子が凄く伝わってきた。石川さんのベースソロや高山さんのギターソロも堂々としていて、かっこよかった。

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二曲目の「ギャオスンッ」では、石川さんのベースソロから始まり、高山さんの繰り返しのギターフレーズが印象的だった。音源化されていない曲であり、初めて聴いたが、明るいアップテンポな曲調で、こちらのテンションも上がるような曲だった。
石川さんのMCが始まり、今回はビンゴカードで遊び始めた。内田さんの景品はラジコンというボケに対し、石川さんが上手くツッコミをかましてくれた。
突如、タケコプターを取り出し、5月23日が忘れられない日になると、ライブ中に黙とうを始めた時には、クスっと笑ってしまった。ライブ中に黙とうを始めるバンドはそうそういないだろう。

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三曲目は「月間ゲッケネス」で、皆で手拍子をしながら、会場全体の雰囲気が明るくなるのを感じた。コロナ禍でコール&レスポンスが出来ない中、手拍子でライブを盛り上げようと会場全体の一体感を感じた。
四曲目は新曲の「メロディ」で石川さんのベースソロから始まった。この曲調がしっとりとしている為、青い照明とマッチしていた。
五曲目は「ナノハナ」という曲の演奏を。「よくわからない時代、1人じゃ生きにくい世の中だからこそ、周りに助けを求めながらも生きていこう」というこの歌に込められた想いを聞き、胸が少し熱くなった。このコロナ禍に響く曲ではないだろうか。この曲らしくオレンジの照明が温かさを演出してくれた。菅原さんが叩く優しいドラムも印象的だった。

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内田さんが後ろを向き、4人で顔を合わせ、演奏するシーンが印象的で、力強さを感じた。
その後の六曲目の「ありがと」と七曲目の「ライフィラ」と、普段の面白さとは裏腹に、真面目でメッセージ性のある曲が続く。ライフィラの「限りある日々を」というサビの部分を聴きながら、今日という日々もこのライブの瞬間も貴重なんだと思わせてくれるようなライブだった。

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初めてソノシータ@のライブを見たが、ライブ中に何度か4人で向かいあい、目を合わせながら演奏している姿が印象に残った。普段、他のバンドのライブやフェスなどによく行くため、ライブの終盤ではよく見る光景だが、ソノシータ@の4人は他のバンドマン達よりも、その光景が多かったように思える。
目には見えない4人の関係性、絆みたいなものを感じた。この4人だからこそ、作れるライブなのだと思った。

文 :木村 彩香
写真:上原 俊(@LuckyHappySHUN

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【ソノシータ@の詳細はこちら▼】
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