SINGS THE BLUES / SMOKEY WILSON 雑感
スモーキー・ウィルソンのセカンドアルバムで1978年リリース。
たまたまだけど、最近なんとなく聴く音楽がウエストコーストに寄ってる気がする。朗らかになりたがってるのかな?ロックとブルースではまた雰囲気違うけどまぁまぁ。
今作も、もうジャケットからしてって感じですよね。めちゃくちゃ個人的な話、この時の顔が中学の時の友人にそっくりなのも気に入ってるポイント。
ハウリン・ウルフ直系のようなでかいダミ声で良し!って感じのスモーキー。ハウリン・ウルフと同じくミシシッピ出身ですが30歳中頃にロサンゼルスに移住。ロサンゼルスではミシシッピと違い、まさかのブルース演ってる人少ない問題にぶち当たり、自らブルースのライブハウスを作りそこで色んなブルースマンとセッションしていくことで腕を磨いた様子。
そんなこんなでウエストコーストの雰囲気をたっぷり吸ったスモーキーですが今作はファンキーでソウルフルでラフで泥臭く良いんですよね。バックがアーバンでまとまった演奏しててもミシシッピの血がたぎるスモーキーの声がグイッ!っと迫ってくるとなんか奇妙なマッチングでやったーという感じ。
やっぱりなんか、割れてるくらいでかい声で歌われたらそれでOKな単純な私。バックも手堅くて良いですし。
曲はこれ、オリジナルって言ってるけど嘘つけって感じですがブルースならあるある。
シングルでリリースされてCD化の時にプラスされてる「You Shadowed My Dreams」だけ毛色違いますけどスモーキーの歌に妙に迫力あって良いですね。なんでこのアルバムに入れたんだろ。
ちなみにスモーキーというのはあだ名で、それがついた由来が、叔父がふざけて幼い頃のスモーキーにタバコ吸わせてめちゃくちゃむせてるのをからかった事かららしい。さようならコンプライアンス。そのせいでダミ声になったのかしら?なら良かったね。なんちゃって。
子どもにタバコを吸わせるのはダメ、絶対。
それではー。
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