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I Am / EARTH, WIND & FIRE 雑感

アース・ウインド & ファイアー9枚目のスタジオアルバムで1979年リリース。邦題は「黙示録」。


昨日、風になびいた髪にライターの火が引火してプチパニックになったのですが、風と火って言ったらアース・ウインド&ファイアーがあったなと思いまして。

でも私はアース・ウインド&ファイアーが得意ではない。これには悲しい過去があるからなのです。
上京したての18歳の私は知人と2人、代々木公園でお喋りをしていました。ちょうど今くらいの季節で暑かったのを思い出します。お喋りをしていると、私たちの前にチャリンコの荷台にバカデカラジカセを乗せて演歌をバカでかい音で流すおじさんが登場。バカでかいリュックも背負っている。
「流石、東京はキテレツな人が居るなぁ」と呑気こいていたら私たちにそのおじさんが「音楽何が好き?」と話しかけてくる。ヘンな事には首を突っ込むタチの私なので「ロックが好きですかねぇ」と素直に答えると、「じゃあコレだね」とおじさんがバカでかいリュックからテープをゴッソリ出す。その中から一本のテープを見つけ出し、バカでかいラジカセに入れて流れてきたのがアース・ウインド&ファイアー。

内心、「思ってたロックじゃない」とガッカリする私と死んだ目をした知人を尻目にノリノリのおじさん。18歳の私は切り上げ方が分からなく、炎天下の中で小一時間ほど神妙な面持ちで聴くハメに。途中トイレに行くと離席した知人がその後に少し遠くの木陰でポカリ飲みながらこちらを見ていたのが忘れられない。


こんな事があってからアース・ウインド&ファイアーは敬遠していたのですが、件の髪引火事件もあったし聴いてみようかしらという感じではい。しかし、今後アース・ウインド&ファイアーを聴くたびに2つの事件思い出すのかしら私は。ヤダヤダ。

今作を選んだのは別に理由なくなのですがわりと嫌じゃなく聴けました。意外とディスコっぽくないAORみたいなの多いのね。しかし、「Boogie Wonderland」が流れた瞬間に「うわぁ〜!」ってなる。昔に聴かされたテープ、おじさんの自作か知らんけどコレと「September」がすごいリピートしてた記憶がある。有名どころを延々と流される気恥ずかしさもなんか今思い出した。よくちょうどコレが入ってるアルバム選んだな私も。知らん間に洗脳されてる恐れ。

やっぱり私にはまだ早かったんだ。スライ聴こ。あと数年して記憶が薄れたらまたチャレンジ。その時にはまた何か私の身に風と火にまつわる事件が起そうだけど。


全然アース・ウインド&ファイアーの感想書いてないけどしょうがないでしょうに。ひとつ書くなら、ジャケと邦題のせいか、真・女神転生2の方舟のマップ辺りを思い出す。これも今作の感想じゃないけどしょうがないでしょうに。


それではー。

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