七夕に、水もしたたる

七夕ですって。あらいいですね。短冊に願いを書くなんて大人でもやっていいのかしら。随分やってない気がする。

でもあれはやはり子どものためのものでしょうね。大体が星に願いを叶えてもらった事ないし。それに、子どもの頃の自分の願いを叶えるのは大人の自分の役割なのだから。(星キラーン)

とてつもない名言が決まったところで恐縮ですが子どもの頃の願いなんて忘れた。身長伸ばしてとかそんなんでしょうどうせ。長期的な願いを皆んながしてると思いなさんなよ。

しかし七夕っていうのは毎年梅雨の只中のせいか晴れないなぁ。今回も雨。織姫と彦星にZoom教えてあげよう。雨がポタポタとしたたる音が会えない2人の涙のよう。(なんて詩的なのでしょう)

私は部屋の中で天井を見上げて雨の音を聴く。ポタポタポタ。天井の向こうの空は薄暗いのでしょう。ポタポタポタ。止まらない。そして気づいたけどこの音、外じゃなくて部屋の中から聴こえる。

ポタポタポタ。天井を見上げる。なんか水漏れしてる。ふざけんな。七夕に何してくれてんだ。

私の部屋はアパートの一回だから雨漏りではない。なんだこれは。上の階で流しそうめんやってる？七夕だもんね、しょうがないね。とりあえず洗面器置いて水をキャッチするけど昭和すぎるだろ。あと最近洗面器活躍しすぎ。アパートの前でおっさん野グソ事件の時から。マジでどんなアパート住んでんだ私は。クソう。

大家さんに電話して業者の方が来るのが早くて明後日ですって。もう嫌だ。

とりあえず短冊に水漏れ直りますようにって書こ。直せるもんなら直してみぃ星！へぁ！

それではー。