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【製図】国語力受講生限定で動画解説

昨年(令和2年)の一級建築士「製図」本試験は,勉強量よりもプランニング力が合否に直結しています.試験元もそこを強く求めていることが合否結果からも伝わってきます.そこで,プランニングが苦手という方は,「プランニングの上手さ」というものを前半戦(現在~7月の本試験課題の発表日まで)のうちに,キッチリとマスターしておきましょう.コツさえわかれば誰でも身につけられるスキルです.また,エスキスに時間がかかってしまうのもプランニング力が身についてない証拠です.

教育的ウラ指導では,「前半戦国語力開発講座」において,プランニングの上手さについて指導しております.

尚,令和3年「前半戦国語力開発講座」の受講生限定で,提出された答案をもとに,本試験までに身につけておくべきプランニングの上手さについての動画解説をYoutubeに限定公開しております.受講されている皆さんは,専用掲示板(下画像参照)をご覧ください.コチラ

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専用掲示板での投稿内容は↓です(投稿No.46).

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また,第1回の国語力開発講座に提出された作品の添削を行ってみて,気づいた点は以下の通りです.第2回の作品作成の際に,必ず,反映させてください.

1.プログラム図とプランの整合について
プランニングの前に,プログラム図(以下,P図)でゾーニングや動線計画を考える癖をつけておく.プランニングは必ず,P図の後で行ってください.P図については,↓のようにゾーニングや動線について色分けしておくと考え方を整理しやすいです.本試験でも,課題条件をまずは,P図にして,ゾーニングと動線の関係をガッチリ把握する.その上でプランニングするようにしましょう.常にP図で課題条件を押えるようにしてください.ここをしくったら,どんなに立派な答案を時間内に完成させたところで不合格となってしまうので.

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2.配置計画について

空間構成4要素『配置計画,ゾーニング+動線計画【P図で徹底チェック】),要求室等(複数の要求室どうしの使い勝手上の関係性),立体構成(主として吹き抜けを介した上下階のつながり)』のうち,配置計画については,アプローチ(利用者用のメインアプローチと管理者用のサブアプローチ)と外構計画の2つがポイントとなります.メインアプローチについては,周辺環境をよーく確認した上で,どこからメインアプローチをとるかを判断してください.また,外構計画については,敷地内にムダな空きスペースが発生しないように計画しましょう.本試験でも,外構にムダな空きスペースが存在している場合は,ランク3とみなされやすいので.この点については,過去問研究講座を受講されている方は,過去の本試験課題について,ウラ指導の模範解答例や,試験元が発表されている標準解答例の内容もチェックしておきましょう.敷地内の有効利用についての感覚をつかめますので.

3.動線計画について1
2階,3階については,歩行距離や重複距離に配慮し,利用者用コアと管理者用コアは近づけ過ぎないようにする.とりわけ,重複距離をクリアーできるコアの打ち方について,過去問研究講座を使って事前に分析しておくとよい.その際,利用者用コアと管理者用コアとをつなぐ動線がメイン廊下(=最も動線を太くするメイン ストリートのようなもの)となる.その階の主要な利用者用要求室はそのメイン廊下から直接,アクセスできるように計画するとムダな動線や廊下をなくすことができる.

ムダな動線や廊下を発生させないことがプランニングの上手さの原点であると常にお考えください.


4.動線計画について2
先に要求室を配置して,残りを空間を廊下するようなプランは避ける.ぶっちゃけプランニング センスのある受験生であれば,それでも合格プランを完成できますが,プランニング センスのない受験生が廊下を後回しにするプランニングを行うとかなりアイタタなプランになってしまいます.実際に,そういうプランは不合格になってもいます.この件は,ユープラでご自分の目を使って合格・不合格答案のプランニングの違いを確認して頂くしかありません.私たちウラ指導だけは,直近の合格・不合格答案の違いを指導方針の根拠としており,その違いもユープラ(ネット上の合格・不合格答案の展示・閲覧イベント)で受験生の皆さんと共有しております(2月末をもって開催終了).

話を戻して,利用者用と管理者用の2つのコアをつなぎ,メイン廊下を想定する際,その後,配置していく要求室の全体像をイメージしておく.そういったプランニングが苦手な方は,↓の動画を参考にしてください.


4.PS・EPS・DSについて
PS・EPS・DSについても,常に有効に確保する癖をつけましょう.普段から徹底しておかないと,本番で大きな減点につながります.


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