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【ツナグウ】オープンソース化が世界を変える

昨日は,4/1から始まった『建築士による「省エネ」説明義務化』について,千葉県建築士会夷隅支部主催のオンライン勉強会を開催↓

国土交通省より公開されている資料についてのぶっちゃけ解説でしたが,非常に分かりやすかった.昔,大手の組織設計事務所で働いていた頃,例えば,新しくシックハウスの申請が義務化され,はじめて申請書の作成を行う際,すでに実践されいてた設計チームの担当からノウハウをぶっちゃけ解説してもらっていた.逆に,僕のチームがはじめて解決したノウハウがあれば,別のチームに惜しみなく共有していた.

この『知の共有・移転(=建築スキルのオープンソース化)』という考え方は,僕が大学生時代からその実現を夢見てきた社会デザインです.詳しくは,コチラ((一社)実践教育訓練学会の会報誌で特集された原稿).

僕たちが1999年より20年以上,継続している『教育的ウラ指導』という一級建築士育成事業もその一環です.

ウラ指導画像

なぜ,僕たちが『建築スキルのオープンソース化』の実現にこだわるのか,そうした方が建築業界全体の問題解決力を大きく高められるからです.それによって,稼ぐチカラ(=新しい価値を生み出す力)も高まるし,個人の報酬も確実に上がる.

例えば,上述した組織設計事務所で,それぞれのチームが毎回,自分たちのチームだけで問題解決しているよりも,全てのチームで『建築スキルをオープンソース化』してしまった方が,その企業全体の売上も利益も高まるからだ.

事実,このオープンソース化とう課題解決手法は,建築以外にも様々な分野で実践され,成功している.その代表例がスペインのサンセバスチャンという地方都市だ.サンセバスチャンは,美食の街として有名で,毎年,何十万人もの観光客が美食を求めて集まってくる.ここでは,美味しい料理や行列のできる料理が生まれ際,そのレシピを再現しやすいように分子レベルで公開し,共有し合う.詳しくは↓

僕が生まれ故郷の千葉県いすみ市にUターンして,7年目を迎える.今なら革新できる.都会よりも田舎の方が,オープン イノベーションを実現させやすい.だから,大企業がこぞってエリート社員をいすみ市へと派遣してくる.

さらに,自分の意志で大企業という枠組みから飛び出して,いすみ市での地域課題の解決に取り組む方たちも増えている.その一人が山内さんだ.山内さんは,東京大学を卒業後,財務省へ入省したキング オブ エリートだ.入省後,イギリスのケンブリッジ大学へ留学し,そこで,地域課題を解決することが,社会デザインに直結することを学んだ.そして,財務省を飛び出して,今,いすみ市で↓の事業に尽力してくれています.

コロナが落ち着いてからでいいので,是非,千葉県いすみ市に遊びに来てください.事前に,ご連絡いただき,日程調整させて頂ければ,僕(荘司和樹)が直接,ご案内し,魅力的なプレイヤー(挑戦者)たちとお繋ぎします.一緒に,建築業界を,そして,地域を,さらに,この世界をオープンソース化していきましょう.

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