【学科】水戸芸術館
前回からの続きです.
平成14年の一級建築士「学科」試験で問われた知識です.
【解説】
「水戸芸術館(磯崎新アトリエ+三上建築事務所,1990,茨城県水戸市)」は,コンサートホール,劇場,美術ギャラリーのそれぞれが独自の活動を同時に展開できるような独立性の高い空間を保ちつつ,共通のエントランスホールによって相互の融合を図った文化複合施設である.
平面図はコチラ.施設紹介はコチラ.GoogleEarthはコチラ.
エントランスホールは,各施設への導入部であると同時に,パイプオルガンが設置された第2のコンサートホールとしても機能する.劇場は3層の客席が舞台を取り囲み,観客が俳優の細かい表情まで間近に感じることができるように舞台と客席が一体となった空間となっている.コンサートホールは変形六角形の比較的広がり感のある客席構成であり,すばらしい音響と居心地の良い雰囲気を持つ音楽専用ホールとなっている.シンボルとして建てられた塔は,水戸市制100周年を記念して地上100mの高さがある.
【解答】〇
続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?