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【学科】公立はこだて未来大学

前回からの続きです.

~↓↓↓1分で解説!YouTubeショート動画↓↓↓~



Google Earthより

【解説】
まずは,↑のYou Tube動画(2:42)をご視聴ください.

立体構成

「公立はこだて未来大学(山本理顕設計工場,2000,北海道函館市)」は,時代とともに変容する情報科学に対応すために,5階建ての天井高20mの大空間に面して,機能を特定しないスタジオを雛壇上(約100×120mの平面のボックス型5階建)に設けている.施設全体図は,コチラ.断面図は,コチラ.模型写真は,コチラ

空間構成

短工期で建築せねばならず,その場合,函館という寒冷地におけるコンクリートの養生期間の短縮という課題がある.そこで,現場でコンクリートを打設するのではなく,工場で制作し,現場に搬入し,組み立てるプレキャスト・コンクリート工法(PC圧着関節工法)が採用されている.スパンは,12.6m✗12.6m.このスパンは,ダブルTスラブや,トリプルTスラブによって,小梁をなくし,かつ,工場から現場へ運搬できるサイズ(材料を積んだトラックがカーブを曲がりきれるサイズ)から決定された.この12.6mスパンの最大5階建て分のプレキャストの柱の断面は,950角だが非常に細く見える.

平成21年の一級建築士「学科」試験に出題された知識です.

【計画問題コード21172】正しい記述かどうか?
公立はこだて未来大学(北海道函館市)は,吹抜けの大空間に面して,機能を特定しないスタジオを雛壇状に設けている.

平成21年にはじめて出題

【解答】○(正しい記述である)
 続く





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