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【学科】ホール型って何?

前回からの続きです.

平成20年の一級建築士「学科」試験で問われた集合住宅についての知識です.

【計画問題コード20094】正しいか,誤りかで答えよ.
ホール型は,片廊下型に比べて,各住戸の日照・採光・通風・眺望等の条件を均一にしやすく,プライバシーの確保も容易である.

【解説】
ホール型(コア型)の住戸構成は,エレベーターホールや階段室などを中心に配置し,その周りに住戸を配置する形式で,高密度な住戸構成が可能であるが,住戸によっては,北向きや西向きに配置される場合もあるため,住戸間で方位の条件(日照条件)に差が生じてしまう.また,避難計画が難しくなる他,共用部分が閉鎖的となり,さらに,プライバシーも確保しにくい(同じフロアの住人どうしがホールやエレベーター等で合流しやすかったり,ホールでエレベーターを待っている際,他の住戸から住人が出てくる時にその住戸の玄関部分が見えてしまう等).ちなみに,住棟配置において,プライバシーの確保に有利と言えるのは階段室型のみである.

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【解答】×
 続く

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