【防災】建築士も知らない悪徳建築業者のリアル
2021年3月11日で東日本大震災から10年が経ちました.全国的に防災に対する意識が薄れているように感じますが,首都圏直下型地震は今,起きてもおかしくありません.というか,発生しないことが不思議な状態であります.
そこで,千葉県いすみ市の危機管理課の危機管理監である太田さん(自衛隊OBで地域防災のプロ)にいすみ市の地域防災計画についてレクチャーして頂きました.コチラ.
太田危機管理監の話にも登場する『液状化』.大学の建築学科では,ほとんど学ぶことなく,一級建築士試験においても『液状化』ってのがどんな現象であるか程度しか出題されず,それによって建物が傾いてしまう被害についての修復工事方法を多くの建築士が知りません.『液状化』とはコチラ↓
また,先の東日本大震災の際,千葉県浦安市は液状化によって,8,700棟もの建物が傾いてしまい地域は大パニックとなりました.連日,TVニュースで報道されていたことを覚えている方もいると思います.その際,傾いた建物の修復工事をか安い金額で請負い,無責任な欠陥工事を行って逃げしまう悪徳業者が大量発生し,多くの市民が騙されてしまいました.その欠陥工事が明るみになるのは,適応な工事の欠陥が出始める5年後以降です.メチャクチャ工事によって,傾きを修復されていた建物は,二度と修復できません.それによって,住まいという貴重な財産を失ってしまった市民が少ないことも知っておいてください.
そこで,当時の現場の最前線にいった曳家職人の岡本直也氏を講師として招き,当日の被害の実情と,悪徳業者に騙されたないための知識をレクチャーして頂きました.持ち家を持たれている方は必ず,視聴しておいてください↓
◆主催/
千葉県建築士会夷隅支部(企画/地域防災部会)
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