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"遅いインターネット"を読んで

宇野さんが唱えていた"遅いインターネット"が、webサイトと書籍として動き出した。初見の人は、役に立たないものの比喩と思う人もいるかも知れない。
あふれ返る情報の中で僕たちは性急な判断を求められる。背中を押されるように、良いか悪いかを、好きか嫌いかに置き換えて処理を迫られる。首を傾げた判断も、イイネの援護射撃を受けて先へ行けと促される。無責任な応援者は、急かされるように反応しただけで、数秒後には興味も無くし、事故るまで記憶も無くしている。
発信力という殺傷能力が高い銃や斬れ味鋭いナイフはリュックにしまい、可能性の棒を持ってゆっくりと歩き出そうと思う。


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