26歳酒日記 0709

今日は家に籠る日。朝から桃を雑に剥いて食べる。
大量にキャベツとサラダリーフを載せたサラダうどんが最高に美味しくて、自分と結婚したくなる。

引き出物のワインは微炭酸で、一人で飲むには時間がかかりすぎる。それはまるでボトルを空けるための作業のようで、なんのための酒なのかわからなくなる。

ここ2年で退屈を愛し一人で乗りこなす力が身についたと思う。
暇つぶしのために過去に属していた様々な(いわゆる)界隈とつるんで飲み会して7000円くらい遣って落ち込む、そんなことはもう必要ないからしなくていい。
ただこう強気になったすぐあとに、将来の孤独を想像してどうしようもない不安に駆られるターンが来ることもわかっている。

そんな風に、わたしは26年をかけて、自分のことが大体わかるようになってきた。それは寂しく虚しく、同時にとても嬉しく愛おしいことだ。

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