26歳酒日記 0706

今朝、春に参列した結婚式の引き出物のワインとラザニアが届いた。
どちらもDEAN&DELUCAのカタログギフトで、私は冷凍のラザニアの再配達予約を一生無視していて、昨日とうとう電話がかかってき、ついに今朝クロネコヤマトの店舗まで取りに行ったのだった。

開けるのを楽しみに家を出たのに、結局近所のワインバルにいる。

コルクにかかる労力と、精神状態を映して散らかった部屋を想像して嫌な気持ちになって、店で金を払ってキッシュで赤ワインを飲んでいる。意味の無い金を遣うという行為を、一生やめることができない。

旅行から帰ってきてから1週間ちょっと、ずっと元気がない。この気力の無さはなんだろうと思う。

朝カーテンを開けることすら億劫で、もうここ5日間、綺麗な黄色のカーテンは雑に閉じられたままだ。

この店は去年のクリスマスに一人で来た。
あの日、店のテレビにはクリスマスをテーマにしたネトフリのドラマが流れていた。その時私には好きな人がいて、なんとか連絡を取りたい思いで店で飲んでいるストーリーを上げたりした。
結局ストーリーへの反応はなく、年末に自分からラインを送った。年始に付き合って6月に別れた。

金を払って飲んでいるのにそんなくだらないことを思い出していて、なんでまっすぐ帰らなかったんだと余計に落ち込む。

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