デジタル広告、障がい者雇用、中国リスクについて、ダイドーグループホールディングス株主総会

質問1:広報についてお伺いしたいのですが、最近テレビ新聞などの4マスメディアからインターネット広告の方が広告媒体としての金額が上がっているという中で、ダイドーグループとしてインタネット広告、デジタルSNS、ユーチューブ等について前向きに取り組んでいかなければ行けないと思うのですけど、どのような計画、形でネット広告に取り組んでいくのか?ちょっと確認したのですけど、ツイッターアカウントのフォロワー5万5千ということで他の飲料メーカーが100万ある中でちょっと寂しい。更にユーチューブに関して登録数が3000行ってない。グループ会社で4000人いるんですから、そういうところでやっぱり努力が足りない部分があるのではないか?(ユーチューブの)再生で720万あるというのもありますので、やれば効果が出てくるということを認識していただいて、やっていけば効果的な広報が出来ると思うのですが如何でしょうか?
司会:こちらに関してはダイドードリンコの社長より回答させていただきます。
社長:先ず、大変貴重なご意見ありがとうございます。デジタル時代に於いては単にテレビ広告といった従前のメディアだけでなく、HP,ツイッター、ユーチューブ、LINE、弊社のアプリ等様々なメディアでダイドーのファンになっていただくよう努力しております。今後益々デジタルが進展していく中、最もお客様にリーチし、最終的には広告の効率効果が上がっていくのか?をグループ全体で取り組んでまいりますのでご理解の程宜しくお願いしますとともに当社の取り組みにご期待いただきたいと思います。以上お答え申し上げました。
司会:大変貴重なご意見ありがとうございました。
質問2:サステナビリティに関連することになると思いますけど、今年北京パラリンピックがありまして、昨年東京パラリンピックが有りまして、障がいを持たれている方々も非常に高いポテンシャルを持っている方々がいらっしゃるということが社会的に認知されたという中で、ダイドーグループホールディングスとして障がい者の雇用をされているのか?あるいは今後されるのか?ということ。それと関連してくるのですけど、障がい者に対する社会的施策として、例えばパラアスリートを支援したりとか、パラアスリートとのコラボ商品とか、あるいは地域社会で貢献しているとか。商品展開としてあればお答えいただければと思います。後、大阪万博2025がありますけど、それについてダイドーグループホールディングスとして何か取り組んでいる事があればお教え頂ければと思います。
司会:障がい者雇用及びそれに関連すことについて担当役員よりご回答致します。
担当:障がい者雇用率は国の定められた雇用率を上回る雇用をしております。ダイバーシティということもありますので、特に障がい者ということを分けて雇用しているということではなくて、しっかりと働いて頂いてるというこの人材となってますので、今働いて頂いてる方々は楽しくしっかりと働いて頂いてるといことですので、その辺はご安心頂ければと思います。雇用率も上がってきてますけどしばらくは大丈夫な水準だと思いますのでその辺もご安心頂ければと思います。ありがとうございます。
司会:万博については、執行役員よりご回答申し上げます。
担当:大阪万博の取り組みについてのご質問ということですが、現在大阪府との連携で地域の活性化に取り組んでおります。大阪万博そのものの協賛ということはございませんけど、SDGs等の取り組みを大阪府とともに進めているということでございます。今後とも地域社会の沽券を進めてまいりたいと思います。
質問3:ロシアウクライナ情勢を含む海外展開についてなのですけど、ウクライナも非常に大変なことになっているという中で、トルコからということの中でダイドーグループとしてどのようにしていくのか?ということ。非常に難しい判断になってくると思うのですけど、今、いろんな自治体がウクライナに対して人道支援をしているといことの中で、ダイドーグループの立ち位置としてどのようなことをされるのか?それとロシアのような覇権国家ということで企業が締め出しているということがある。今度台湾有事があるということになると中国に対して締め出してくるということになってくる。そういうこと担ったときの最悪な事態になったときの中国市場に対してのリスク管理をどのように考えていらっしゃるのか?ちょっと慎重に考えられたほうがいいのではないか?と私は思うのですけど如何でしょうか?

司会:海外関係の執行役員よりご回答申し上げます。

担当:ロシア事業については2年前に子会社の方の精算を進めており、トルコから輸出するということを行ってましたが、それを打ち切るということのリリースをさせていただきました。海外展開ですが、中国、トルコ、UKに海外法人を持っております。中国からの視点、トルコからの視点、日本からの視点、イギリスからの視点と様々な視点から見ております。その上で総合的にダイドードリンコとしてふさわしい判断をしていくということとご理解下さい。中国についてもそれぞれの支店で意思疎通を図り、中国のリスクのシュミュレーション等をしております。中国とEUもダイドーの健康志向の商品を求められているところもあります。そこらへんを世界情勢と消費者のご要望とをダイドードリンコらしくしっかりと判断してまいりたいと思います。以上ご回答申し上げました。
<備考>
ホテルのホールにて、参加株主は20~30名程度。
折角大阪に遠征したということもあったのでちょっと欲張って質問を致しました。
最初の質問として4マスメディアからネットSNS広告へのシフトを促す質問を致しました。効果はそれなりにはあったと思いますが、その後の質問で分かったのですがアプリに不具合があるそうでそれの対策が終わるのに6月まで掛かるということでIT関係についてはイマイチ強くないようです。
2番めの質問は老舗の会社であるので障がい者雇用については強いようです。万博についてはハイテク等の技術があるわけではないのでまあ、こんなところでしょう。
3番目の質問について、中国のリスクをということを促す形での質問を致しました。生産拠点は日本国内とトルコであり、中国にあるわけではないので、取り敢えず現時点では問題ないとは思います。中国に対するリスクを提案しておくことで中国に工場進出を事前に阻止する布石となったら幸いです。

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