番組編成とNHK問題、電通株主総会

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質問:最近株主総会に行った中で、不二家がスノーマンをCMに使って業績がV字回復した。マクドナルドもキムタクを使って業績が上がっているということから、やはり若年層をターゲットとしてCMをすることで業績が上がってることから考えると、テレビ番組の内容もやはり、F1つまり50歳以下をターゲットにした番組を作らないとドンドン離れていってしまう。というのが現状だと思いってます。電通として番組内容に関与しては行けないのかもしれませんけど、実際そういうような番組をやっていかないとCMがつかない。となると電通として広告宣伝効果が下がってしまう。そいうことをテレビ局に提案していくというのが良いと思います。ということが一点。
先日池袋に行ってたらNHKスクランブルというプラカードを掲げたデモをされた方々がいらっしゃったんですけど、テレビ離れの原因がNHKと契約しなくてはいけない。最近家電量販店でチューナーレステレビが売れる。スマホもチューナーレス、ワンセグがないものしかなくなっているということから考えると、NHKがスクランブル放送しないとテレビ自体が衰退してる。インターネット広告は先程おっしゃられてましたけど、レッドオーシャンですからやはり電通としての軸はテレビ広告ということをしっかりと抑えていけるようなことから考えると、NHKの強制的に契約させるということについて電通として何らかのアプローチをされないと今もそうですけど将来厳しくなっていくと思うのですけど、お答え出来ないということであれば、考えておいて下さいということでも良いのです。以上です。(小さく拍手有り)
司会:若年層に対して人気のあるタレントを使うCMを使うことで業績が上がっているということを株主総会等で実例が出ている。このことから考えると日本の民間放送の番組もそういう若年層をターゲットとした番組に振り向けるということの編成をすべきではないか?そうすればマーケットを取れるのではないか?逆に今の番組編成は50代ぐらいになっているというお話だと思います。電通が若年層に番組編成を誘導すべきではないか?ということについての回答は日本の国内担当よりご回答いたします。
担当:テレビを含めたメディアの対応については客観的なデータに基づきまして…(略)
結果といたしまして、ご指摘いただきましてた若年層の広告もお認め頂いて…(略)当社として必要なご提案をしている…(略)。
2点目のご質問について…
司会:2点目の質問についても担当よりご回答いたします。テレビ離れの原因としてNHKのスクランブルをかけていないことにあるのではないか?テレビを買ったらシールをはらなくてはならないということではないか?このことについて電通としても積極的にというご意見であるということであり、もしもこのことについて回答出来るのであれば回答頂きたいというご質問です。
担当:ご指摘にもございました通り、NHKのあり方につきましては当社として答える立場ではございませんので回答は差し控えさせて頂きますけど、民放連の公式見解として民間放送と公共放送との二元放送体制は日本におけるメディアのあり方として十分な意義があると書かれております。以上ご回答申し上げました。
<備考>
カンファレンスホールを借りての総会。参加株主は100名超えてたか?
NHK問題については、政治色が強いのであまり回答を強要しない形での質問ということにいたしました。番組内容の若年層については、その後の質問ではむしろネット広告にシフトということの提案があり、そちらの方向性を取り組むということの話になるかもしれません。そうなるとNHK問題はスクランブル化より、ネット接続による強制契約を阻止することの方が重要になってくるのかもしれません。

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