中国絡みには甘い、イオンモール株主総会


質問:サステナビリティ人権の問題についてお伺いしたいのですけど、昨年アメリカでウイグルの強制労働を伴うような商品を使わないということで、具体的に挙げられたのが、太陽光パネルとウイグル綿。日本政府も今年になってからだと思うのですけど、公共事業に於いて強制労働を伴うような人権に問題があるような品物は使わないということがありました。千葉の補選でもウイグル出身の方が当選されるとか、今年G7サミットということもありまして、人権意識ということが高まってくるのではないか?という中で、当社として先程太陽光パネル発電ということがあって、ウイグルの強制労働を伴うようなものがあるのか無いのか?あったとしても、今後新しいショッピングモールを作るとき、ウイグルの強制労働を伴うような太陽光パネルが無いような形でのトレサビリティーを取っていくのか?あと中国製でウイグル綿をつかったような商品があるのか無いのか?あったとしても今後ラインナップをチェンジしていくタイミングでそういうものが無い中国製に切り替えるのか?あるいは代替国をさがしてサプライヤーチェーンをかえていくのか?そいういった工夫をされるのかお伺いできればと思います。
司会:(質問復唱)。担当から回答させていただきます。
担当:(人権の対応の説明)。当社の設置している太陽光パネル等につきましては、一部政治的な内容もありますので、その点についての回答は控えさせていただきたいと思いますが、いずれにしてもお取引様と一緒になって人権問題に取り組んでいくということは今後も継続していきたいと思いますので当社の扱う設備面でも同様の対応をしてきたいと思います。以上ご回答いたしました。
<備考>
イオンの社内ホールにて開催。参加株主は数十名。ネット配信あり。
サステナビリティーの取り組みというのが招集通知にも名義されており、現在多くの会社が同様の指摘があったとき、今までは気が付かなかったもしくは手が回らなかったが今後は取り組んでいきたいということの回答が多い中、政治的な内容という言い方で今までが出来なかったと思われることを逃げる言い方をするなら最初っからサステナビリティーなんて言うべきじゃないのでは?と言いたくなるような逃げ口上だと感じました。因みに、事前質問でも中国に対して台湾有事のリスクが高まっているので出店についてどう考えているのか?ということの趣旨の質問があったが、高いリスクではないとバッサリと言い切ってしまってました。まあ、そういう会社だから仕方ないかもしれませんとは思いつつ、それでも現在他のASEAN(ベトナム、インドネシア等)に進出もしてますので以前に比べてたらマシなのかもしれないと思いました。なので言わないよりかは言い続けることが大切だと思います。

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