台湾有事と太陽光パネル問題、不二家株主総会


質問:台湾有事のリスクについて伺いたいのですけど、先日岸田総理がウクライナに訪問した際に力による現状変更は認めないという声明を発表した中で、中国は逆に力による現状変更をしようとするという動きなんでしょうけど、それで台湾を併合していくでしょうけど国際社会ではそれは認められないとういことでの台湾有事ということが起こるようなときにどのようなリスク管理をされているのか?撤退するのか?子会社から場合によってはサイバー攻撃が掛かってくるかもしれないのでファイアウォールを設けるとかそういったことのリスク管理をどのようにしていくのか?これから検討していくということでもいいと思いますので、やはりそこをどう考えれているのか?ということが1点。あと先程太陽光パネル発電ということがあったのですけど、米国ではウイグルの強制労働を伴うような商品を使わないということで、太陽光パネル、ウイグル綿というものが列挙されたのですけど、当社で使われている太陽光パネルについてウイグルの強制労働を伴うものでないのかどうか?やはり人権ということを考えると望ましいものではないなと思います。つかってしまったら、次今後、太陽光発電で使っていくということについてメーカーとか原産地についてトレサビリティーを取っていかないといけなくなると思うのですけど、そこら編の考え方をお伺いできればと思います。以上です。
司会:(質問復唱)。海外有事特に中国のことでありますけど、当社も中国に利益面でかなり頼っておりました。ただ、先程の報告も致しましたけど国内の業績が非常に良いということで中国の依存度がかなり低くなっております。現地におる日本人は2名であります。万一危険なことがあれば直ちに退避できるような体制を取っておるところでございます。現地で生産してものは現地のみで販売しておりまして、日本には持ってきてはおりません。また、中国一本足では海外事業も不安でありますので、昨年ベトナムに合弁会社を作りベトナムに生産体制を作りASEAN諸国についてもベトナムを起点に展開していきたいと考えておりますので、海外有事に関してリスク分散をしながら対処していきたいと考えてまいりたいと思います。また、太陽光パネルについて私もウイグルの強制労働を伴うものかどうか?ということを把握しておりません。申し訳ございませんが、直ちに調べまして今後は只今の株主さまのご意見に沿うように慎重に検討して進めたいと考えております。
<備考>
会館のホールを借りての総会で参加株主は100名ぐらい。ライブ配信有り。
中国のリスク対処について、国内事業の堅調であること。有事には帰国される体制や、事業としてベトナムに軸を作ってのASEAN諸国への展開ということで、かなり中国の依存体制から脱却してきていると思われます。
また、太陽光発電についてはパネルの原産地についての釘を刺すことが出来たので、今回の質問は非常に有意義であったと思います。
後、コウロギ食についての質問もありましたが、不二家としては当面は考えていないとうことでした。

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