経費を使えば節税になる!?
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
今日の記事では、節税について書いていきます。
「経費になるから」
仕事の打ち合わせなどで、お茶をの飲んだ時は、
「経費になるから」と言って、徴収書をお店から発行してもらいます。
サラリーマン時代は、この領収書を使って精算をすれば、支払った金額を会社から支払ってもらえます。
自分がサラリーマンの時は、経費は会社が精算してくれるので、経費の効果というよりも、上司が承認するかどうかという観点で判断していたと思います。
経費を使えば税額は減少する
経費を使うと、課税所得が少なくなり、税率分だけ税額は下がります。
例えば、10,000円の経費を使うと、課税所得が、10,000円少なくなり、税率が20%であれば、2、000円税金が少なくなります。
手元に残る現金は減少
税額に注目すると、少なくなるので、経費を使う節税できているように見えますが、実際のはどうなのでしょうか。
全体で考えて見ると、経費を使って税額を少なくしても、手元に残る現金も少なくなってします。(下表参照)
よく見ると、パターンBでは、1,000円分経費を使っているのに、手残りの差が、800千となっています。つまり、1,000千円分の経費を800千円で購入でき、20%オフの効果があったことになります。
経費を使って節税になるのは
上の方では、税率同じ場合で検証しましたが、実際の所得税の税率は、累進課税になっていますので、課税所得が、高くなると段階的に税率が上がる仕組みになっています。
課税所得を、税率が下がるようにコントロールできると節税効果は大きくなります。
まとめ
経費を使うことにより、節税の効果はありますが、効果のない経費を使って節税しても、手元に残る現金が減少するでけです。経費による節税だけでなく、経費の効果(物件のバリューアップ、入居促進など)を考えて使うことが重要です。
また、不動産投資の収支は、すべて、自分のものとなります。会社勤めの時と違い、経費を使っても精算してくれる会社はなく、自分のお金から支出することになります。無駄な経費を使わないようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。
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