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空き家再生投資コンサル 受講生集団訴訟へ

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

今回の記事は、不動産投資に関する気になるニュースについて書きます。

ニュースの内容

訴訟の対象とされるコンサルタント会社は、空き家を購入して、最低限のリフォームを実施し賃貸市場の投入することで、高利回り物件へ投資ができるという内容で、高額(220万円)な費用を取って、コンサルティングを行っていました。しかし、一部の受講生から、コンサルティングの内容に再現性がない、能動的なアドバイスがないという理由で、集団訴訟を検討しているというニュースです。

https://www.rakumachi.jp/news/column/291806

コンサルティング会社は、
「成功している受講生も数多く存在する、再現性がないとはいえない」と反論しているようです。

コンサル受講 ≠ 成功

どのようなセールストークで受講生を勧誘していたか、わかりませんが、本件は、物件の販売やローンに関するのではなく、高利回り物件に投資するノウハウを教えるというのです。

つまり、受講したからと言って、すぐ、高利回りに投資できる訳ではなく、教わったノウハウをもとに、自身で行動しないと、高利回りの物件は手に入らないということになります。

同じコンサルティングを受けて、数棟の物件を取得できた人に、お会いしたことがあります。ノウハウの内容の再現性に問題があるといえるかが疑問です。

不動産は、個別性が強く、2つと同じものがないでの、不動産投資のノウハウに高い再現性を期待するほうが無理があるような気がします。

能動的なアドバイスがない?

このコンサルティングは、期間は1年間で初回のテキストと動画でレクチャーを行いその後、個別面談(1回/月)、LINE、メール、電話などでのサポートというような内容だそうです。

個別質問に対して具体的な回答をもらえない、ということで、具体的には、物件の写真に対して、リフォーム費用の問い合わせに対して、100万円か150万円といような、根拠が希薄な回答だと言われているようです。しかし、物件の写真を見ただけで、正確なリフォーム費用を算出するのは、無理な話だと思います。

回答の精度を求める前に、質問の内容を考える必要があるのではないでしょうか?

不動産投資を実際にやっているのは、コンサルタントではなく、自分だという認識が低いように感じます。教えてもらったノウハウをベースに自分で考え、行動しないと、成功できないと思います。

まとめ

そもそも、投資にノウハウは、再現性が低いのがほとんどです。まして、投資対象が、個別性の強い不動産となれな、なおさら、再現性は低くなってきます。

実際に当事者ではないので、なんとも言えませんが、
「コンサルティングを受けたのに、思うような物件が手に入らない」から、コンサル会社を訴えるというのはどうなんでしょうか?

今後の動向を見守りたいと思います。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日はこの辺で、次回また。

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