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不動産の保有コスト

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

収益不動産に限らず、不動産は保有するだけでコストが発生します。今回の記事では、不動産の保有コストについて書いていきます。

家賃は全額キャッシュフローではない

不動産投資だけではありませんが、投資は、キャッシュフローを期待して、資金を投入する行為です。不動産投資では、毎月家賃収入で現金収入がありますが、100%現金の増加になる訳でなく、家賃収入から、ローンの返済額やそのほかの保有コストを負担した残りが、キャッシュフローとなります。

固定資産税・都市計画税

不動産を保有すると、毎年固定資産税・都市計画税がかかります。

固定資産税は、不動産の所在地の市町村が、毎年1月1日時点の所有者に対して、課税されます。支払いは年間4回に分けての支払います。

税額は、固定資産税評価額に税率をかけて算出します。毎年5~6月に課税明細が送られていきます。固定資産税評価額は、固定資産税評価証明で確認できます。

修繕費

入退去が発生するたびに、金額の大小は別として、物件の修繕費が発生します。また、エアコン、給湯器など設備類は、一定期間ごとに更新が必要になります。

管理費、修繕積立金

区分所有のマンションの場合だけですが、毎月、管理組合に対して管理費、修繕積立金を支払うことになります。管理費、修繕積立金の額は、管理組合によって違います。物件購入時に金額は明示されています。

修繕積立金は、建物全体に係わる大規模修繕工事に備える費用です。積立金が不足してる場合は、大規模修繕工事を実施するために、追加で、費用負担を求められる場合があります。

区分所有以外の1棟ものを所有している場合は、管理組合の支払う管理費・修繕積立金の負担はありませんが、共用部の電気代、清掃費などの費用が発生します。また、大規模修繕をする場合の工事費の自身で負担する必要があります。

管理手数料

管理手数料は、物件の管理を管理会社に委託している場合に管理会社へ支払う費用です。管理手数用は、毎月の家賃額の3~7%程度が一般的です。サブリースの場合は家賃額の10~20%になります。

管理手数料は、管理費とも言われていますが、区分所有建物の管理組合に支払う管理費と区別するためにあえて管理手数料としました。

まとめ

保有しているだけでコストが発生するのは、不動産投資の特徴です。

毎月の家賃額が100%自分の手ものに残る訳ではなく、ローンの返済以外にも、不動産を保有していると負担すべきコストがあることを認識しましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

今日はこの辺で、次回また。

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