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リスクとリターンの関係

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

今回の記事では、リスクとリターンの関係について書いていきます。

投資、リスク、リターンとは

投資とは

不動産投資に限らず投資は、将来的にリターンを得ることを目的に資金などの財産と投じることです。投資とよく比較される単語に「投機」があります。投資と投機の違いは、様々のところで議論されますが、2つの単語の違いを分かり難いと思います。

リターンとは

投資よって得られるものが、リターンです。投資のリターンは、インカムゲインとキャピタルゲイン2種類あります。不動産投資の場合は、物件を運用して定期的に得られるのが、インカムゲイン、物件自体の値上がりによって得られるキャピタルゲインとなります。

リスクとは

投資における不確実性をリスクと言われています。投資はリターン(利益)の得る可能性がある反面、投じた資金などの財産の価値が棄損する可能性があります。不動産投資のでは、毎月の家賃変動や物件価格の変動がリスクとなります。

リスクフリーレートとリスクプレミアム

投資によって得られるリターンを数値化したものが、利回りです。

リスクがほとんどない金融商品の利回りをリスクフリーレートと言います。銀行預金の金利や国債の利回りがリスクフリーレートの当たります。

株式や不動産の期待されるリターン、期待利回りが、リスクフリーレートと同じであれば、わざわざ、リスクのある、株式や不動産に投資する人はいないと思います。リスクのある投資対象の期待利回りは、リクスフリーレートより高くないと投資する人はいません。

リスクのある投資対象の期待利回り > リスクフリーレート

リスクがある投資対象の期待利回りとリスクフリーレートの差をリスクプレミアムといいます。

リスクプレミアム =
   リスクのある投資対象にリスクプラミアム ー リスクフリーレート

リスクとリターンの関係

リスクプレミアムとリスクフリーレートの関係より、投資対象のリスクとリターン(期待利回り)は、正比例の関係あります。
リスクとリターンの関係をグラフ化すると下図のようになります。

投資商品は、グラフの正比例の直線付近に位置しています。一般的には、不動産投資は、ミドルリスクミドルリターンと言われています。

このグラフから、高いリターンの得たければ、高いリスクを許容する必要があります。
この直線から上方に大きく外れる、ローリスクハイリターンな投資商品はありません。ローリスクハイリターンの商品を紹介されたら、疑ってかかることをお勧めします。

まとめ

リスクとリターンの関係は、具体的な数値で表現できませんが、両者の関係を概念的に理解していくことが重要だと思います。

繰り返しになりますが、ローリスクハイリターンの投資商品はありません。リスクとリターンの関係は正比例になることが、判断の基準になると思います。

リスクの許容度は個人個人の属性や資産背景、考え方によって違います。みんながやってるから大丈夫と考えず、自分自身でリスクを強要で来るのかを判断するようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日はこの辺で、次回また。


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