管理会社の選び方⓶
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
前回に引き続き、管理会社の選び方について書いていきます。
管理会社を選ぶ上で
管理会社を選定する時は、大家さんとの相性も重要な要素です。他の大家さんにとって良い管理会社でも、自分にとって良い管理会社とは限りません。「大手だから」とか「評判がよいから」という一般的な評価だけで判断せず、直接面談し自分にとって良い管理会社を選ぶことが重要です。
面談で自分にとって良い管理会社か判断するためには、自身の賃貸経営上、どんなことを管理会社にしてほしいかを明確します。例えば、「物件と離れた場所に住んでいるから、物件の点検を定期的に実施し報告してほしい」とか、「物件の共用部の清掃を頻繁に実施してほしい」とか、具体的にどんなサービスが必要なのかを明確にした上で、管理会社と面談しましょう。
管理会社は経営代行会社か
賃貸経営では、入居者の管理、建物の管理、お金の管理の3つの管理が必須です。このうち管理会社が大家さんに代わってやってくれるのは、主に入居者の管理と建物の管理です。管理会社は、大家さん代わって賃貸経営をすべて代行してくれる会社ではありません。特に、お金の管理に関しては、家賃の回収以外は管理会社さんの業務から外れています。
たとえば、資金繰り、税金に関しては、管理会社さんがサポートしてくれる訳ではありません。
また、管理会社さんは、業務を代行してくれるといっても実際にはそのオペレーションの代行してくれるだけです。どのような方針で業務を進めるかといった、意思決定は大家さんの仕事です。
管理会社は大家さんの賃貸経営のサポートをしてくれる存在ですが、全面的に賃貸経営を代行してくれる訳ではありません。管理会社が代行してくれる業務の範囲を理解した上で、管理会社と付き合うことが大切です。
まとめ
管理会社のサービスは、管理会社によって違います。管理会社を選定する時は、他人の評判だけで判断せず、自分の賃貸経営に合っているかという基準で判断しましょう。
管理会社は、頼れる存在ですが、賃貸経営の全てを代行してくれる会社ではありません。このことを理解した上でお付き合いしましょう。
任せっぱなしにせず、良好な関係性を構築するため、普段のコミュニケーションを大切にしましょう。
大家さん自身が経営者であることを認識し、稼働状況、物件の状態などを把握し、適切な経営判断をすることが重要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。
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