リフォーム工事は誰に発注すれば良いのか？

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

リフォーム工事の発注先として、管理会社か、リフォーム工事業者かという質問をよくいただきます。そこで、今回はリフォーム工事の発注先について書いていきます。

リフォーム工事のフロー

退去があると、次の入居者を向けるために原状回復工事を含めリフォーム工事を実施します。リフォーム工事の流れは、下図の通りです。

現場での工事を実施するのは、工事の種類ごとの専門業者が施工し、専門業者の工事を取りまとめるのが、リフォーム会社です。

誰に発注するかで価格は変わる

リフォーム工事を、管理会社へ発注した場合、管理会社からリフォーム会社へ発注します。この時、リフォーム工事費は、リフォーム会社の工事費に管理会社の管理費を加算されています。

管理会社がリフォーム工事費に関して管理費とることを、「けしからん」と考える大家さんがいらっしゃいます。しかし、管理会社は、リフォーム工事の日程の調整、現地の対応、検収などの、業務をするのでコストが発生します。発生したコストを回収するために、管理費を取ることは当然だと思います。

大家さんが直接リフォーム会社へ工事を発注した場合は、管理会社の管理費分安く購入することは可能ですが、管理会社さんが担っている業務（日程の調整、現地の対応、検収など）の業務を大家さん自身で行う必要があり、管理会社へ発注したときより、手間がかかります。

誰が発注するかでも価格が変わることもある

リフォーム会社からの見積金額は、管理会社からの依頼と、大家さんが直接依頼する場合では、同じ工事内容でも違う場合もあります。これは、依頼する人とリフォーム会社の関係性の違いによります。

リフォーム会社への発注が多く、今後も発注してもらえる可能性が高い方が、優遇されやすくなります。

必ずしも、直接リフォーム会社へ発注しても、工事費が安くなるとは限りません。

工事内容の確認

リフォーム会社、管理会社どちらに発注するにしても、工事の内容を確認し、不要な工事を中止するとともに、必要な工事が漏れていないかをチェックする必要があります。リフォーム会社や管理会社の提示する見積を、総額だけ見て判断するのではなく、工事内容が適正かどうかを、明細をみてチェックすることで、コストダウンできることもあります。リフォーム工事の発注先を検討する前に、必要な工事内容を把握する様にしましょう。

まとめ

リフォーム工事の発注先の検討は、大家さんごとの事情で違うので、一概に、管理会社かリフォーム会社かは言えません。
どちらにに発注するにしても、工事内容が適正かどうかの判断は大家さんの仕事であることを認識しましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今日はこの辺で、次回また。