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「ビールを汲みに行く」から生まれる文化

なんか、なんとなくなんだけど、今日はすごくグラウラー関連が出るなと思って、調べたら売上比率の約50%がそれでした。
昨年8月のOPEN時は売上の2%、お店を開けて1年、少しずつ定着してきたのかなと思うと嬉しく思います。

いつもお子さんと一緒に来てくれるお父さん(グラウラーはその子が持っている)、いつもほぼOPEN時に「仕事終わらせた!」と自転車で颯爽といつも現れる方や、ご夫婦でいつも揃って「どれにしょうか?今日はあなたが決めて」と訪れる方、全てを上げることはできないですが、グラウラーというツールのおかげで、何度もコミュニケーションを図れることで、そのお客さんのことを頭に焼き付いちゃいます。

グラウラーをそのまま持ってくる人もいれば、大事そうにバッグから出す人や専用のバッグを購入していただく方もいて、それぞれの方が独自の楽しみ方、ビールとの過ごし方をしている、すなわち「ビールを汲みに行く」行為を楽しんでいただいている、その光景がとても嬉しいです。

昨年、お店OPEN当時からグラウラーを始め、WBSなどに取り上げられ、最初は比較的出ていましたが、その後は少し止まっていました。手を抜いていたわけではないですが、自分でもちゃんとその価値がわかっていなかったかもしれません。そんな中で、昨年の保健所問題の際、飲食店営業許可を取るのではなく、それともグラウラーが象徴である「ビールを汲みに行く」、酒屋だからできる文化を大森に定着できないかと考え、オペレーションなどもだいぶ見直しました。

そういった思いや行為が通じたのか、それよりもコロナ渦での生活への向き合い方の変化なのか、今年に入り少しずつバランスが変わってきました。

グラウラーの利点は、

・サーバーから注ぎたてのビールをお好きな場所で楽しめる。
・缶や瓶で販売されていないビールを持ち帰ることができる
・繰り返し利用ができるため、ゴミが出ず、エコを意識できる
・旅行先、旅行へ行く前などお好きな醸造所に行ってビールを詰めることができる

など、ありますが、何と言っても、
「自分の好きな空間で好きな食べ物ともに、自分の好きな人と一緒に美味しいビールが飲める(©お客さん)」

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だと思うのです。そしてその「ビールを汲みに行く」行為を楽しむことができることだと思っています。

先のお子さんを見ているとその子がいつも誇らしく、その子のために頑張ろうとすら思うくらいです。

かつて水を汲みに集まり、そこで井戸端会議が生まれたように、「ビールを汲みに行こうぜ!」とビールスタンドでHiと挨拶できるような「Hi-Time」を作り、それぞれのビールとの過ごし方をより楽しいものに出来たら嬉しいなと思っています。

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