PANCRASE332を終えて...


PANCRASE332ポスター

遠藤来生初のメイン。

北海道在住初のパンクラスでのメイン。


遠藤、気持ちいいくらいにド派手にやられました!!


まぁ、本人は気持ちは良くありませんが…我々裏方も悔しい思いはしますが、それにしても見事にやられました。


昨年、約10ヶ月前の試合では、ド派手に勝ち、10ヶ月後の試合ではド派手に負ける。


勝ちっぷり、負けっぷりもプロには魅力の一つだけどね。


体調は良かったが、久々の試合ということもあり、メイン、その他見えないプレッシャーで動きが硬かった遠藤。
遠藤のやられる時のパターン、相手を変に見すぎると言う悪い癖が出てしまった。


1ラウンド目、リズムを掴む前に、一番注意しなきゃいけない相手の右のクロスを被弾し、ダウン、直ぐに四の字バックを取られピンチ到来。


本来ココで終わっててもおかしくなかった試合。その後、バックをキープされながらも必死にチョークとパウンドを凌いだ遠藤。


よく凌いだ…インターバル中、意識はシッカリとしてるか?の問に大丈夫ですと語る遠藤。


相手のノッソリとしたリズム、手を前に大きく構える構えに中々入って行けない。


色々散らしながらリズムを掴み始めるも何度か来るタイミングを逃し、2ラウンドラスト1分、圧をかけられ後退する遠藤に相手は少し助走を付けての飛び膝からフックの強打、遠藤崩れる。


膝を使って来ることも1Rの右のクロスも全て分かってた事である。が、全て想定内のことでやられてしまった。


間合い距離間、ポジション角度をミスりまくる遠藤をやはり相手は見逃さなかった。相手の高木選手、アッパレである。1Rの右のクロスのタイミングは素晴らしかった。流石KOの山を築いて来た右だ。


この選手とスタンド勝負で間合いを間違えたらこうなるのお手本のような試合をまたさせてしまった遠藤。


最後も左に動きながら上手く距離を測られ、プレッシャーをかけながら際に詰まった遠藤に飛び膝から目の覚めるような強烈な右に、流石の頑丈な遠藤も為す術もなかった。

結局、1Rに貰った右のクロスと、バックテイクを取られ続けた事で、それが2R目にも尾を引いてペースを掴めなくなってしまった遠藤。彼の売りはスクランブル。組めない、打てないでは、彼は機能しない。


完敗…。


考えられる敗戦の理由、そして意味は分かっている。後は本人次第。


私もまだまだ指導者として彼を引っ張って行くつもりだ。


私も進化するし、彼も進化する筈ですので、引き続き、応援してあげて欲しい。

格闘家は勝つか負けるかで天と地程の環境の差が生まれます。


負けた時に本当の仲間が分かったりもするんです。

今回の敗戦は相当悔しいと思いますので、この悔しさをバネに更に努力し頑張って、更に強い遠藤に成ることを期待して見守ってやって貰いたいと切に願います。


引き続き、私も精進しますし、遠藤共々よろしくお願いいたします。


では、次に向けて今日からまた頑張って行きます。


試合後、検査をしに病院に直行した為、関係者並びに応援しに来て頂いた皆さんにご挨拶等々出来ませんでしたが、遠藤は大丈夫でした。

PANCRASEの関係各位、そして応援して頂いた方々、本当にありがとうございました。


対戦相手の高木選手、そしてそのジム、セコンドの方々にも感謝致します。


新の王者は一日にして成らず

夢のチカラで邁進するのみ!!

PANCRASE332 完


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