17歳のクリスマスに山崎パンで働いた話

メリーウリスマス!今日はクリスマスの思い出を語ろうと思います。私は高校を中退した17歳の頃、クリスマスシーズンに山崎パンの短期アルバイトをしてました。時給は1000円で初めてのアルバイトでした。工場に行くと白衣に着替えて、寒い工場の中で私は毎日9時から18時まで永遠と苺のヘタ取りをしていました。苺のヘタを取るだけの気が狂いそうなくらいの単純作業。そろそろ1時間は過ぎたかなと、時計を見ると10分くらいしか針が回ってないんですよ。何故か立ち仕事でやらされるこの作業は苦痛でした。高校を辞めて全く運動しなくなった私は足腰も弱いですし、立ってる事がまず辛かった。
といっても、苺のヘタ取りは実は楽な部類で、ラインでケーキを箱に詰める仕事になった事があったのですが、それが一番辛かった。私はラインを止めまくりでした。苺を乗せる、ホイップを乗せる、チョコを乗せる、みたいな分担作業の中で、①箱を組み立てて②ケーキを詰める、っていう作業だけ明らかに時間がかかるんですよ。ケーキが来ない間に箱を組み立てて、ケーキが流れてきたら詰める、っていう2つの役割を1人で任されたのですが、間に合わずにラインを何度も止めてしまいました。ラインが止まり一斉に私の方に向けられる視線の中で、ああ今頃同級生達は楽しいクリスマスパーティーでもしてるのかと思うと、私は一体誰の為にこんなケーキを作ってるんだろうと涙が出そうになってのを覚えています。

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