イブの王国


先日、ハリウッド映画のDVDを見た、映画館の雰囲気で楽しもうと、

吹き替えではなく字幕で見た。

すると、驚いた事に、全てのセリフが見事に、日本語に訳されていた。

これは、実はとても不思議な事だと思う。

言葉が翻訳可能だという事は、日米の二つの言語が、文法・単語等で共通性が高い、という事なのだろう。

全ての単語に対応する単語があり、微細なニュアンスまで、伝達出来るのは、不思議だ。

太平洋を挟んだ、全く違う人種が、育んだ言語がこうも共通項が多いのは何故だろう

共通する単語が有るという事は、それに伴う概念も共通している筈だ

言語だけで無く、

「個人か家族に属し、家族が共同体に属し、それが国家を形成する

等々・・」我々は、似たような、文化を持ち、同じような社会を築いて、暮らしているのは、何故だろう

まるで、「どんな土地でどんな親のもとに生まれても、目と耳は、頭部に2つずつ指は5本」と、遺伝子で決められてあるように、

「どんな土地でどう暮らそうと、同じような文明を築き、翻訳可能な言語を育むべし」とする遺伝子があるのだろうか?

どうして、我々は、こんなに似ているのだろう?

このような「普遍性」の不思議については、以前の記事(歴史の起源)でも、書いたが

この、普遍性という謎を解く鍵は、「ミトコンドリア」が握っていると、僕は見ている。

「ミトコンドリアDNA」の研究によると、我々全人類の共通の祖先を遡って辿っていくと、アフリカに居たある一人の女性にたどり着く事が判明しているらしい。

前述のような経緯から、その女性の名は、「ミトコンドリア・イブ」と名付けられた。

つまり、全人類の歴史を遡ると、アフリカの一人の女性に辿り着き、

そこから、世界各地へ旅立ち、広まっていったらしい。

僕は、彼女達(ミトコンドリア・イブ御一行様)がアフリカから、世界各地へ旅立つ時点で、すでに彼女らは、高度な文明を保持していたのではないか?と思っている。

 それなら、「普遍性」の謎に決着が着く、つまり、各地に散っていく以前は、一緒の文明に属し、同程度の文化水準だったら、それぞれ、その文化水準を保持したまま、世界に散っていったなら、「普遍的」で不思議ではない。

故に僕は、アフリカの、どこかに、彼女たちの「文明遺跡」が眠っているのでは、ないだろうか?と思っている。しかも、それは、エジプト以外の地である。

何故、エジプト以外か、と言うと、「その方が面白いから」です。

そこで、僕は、以前の記事「海の王国」で書いた、日本の「古代海洋民族遺跡」と「アフリカ第2の文明遺跡」の発見がある事を、心待ちにしている。

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