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世界という現象

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我々が普段「世界」と呼んでいるものは、確固たる物質存在ではなく、我々の「多数決」的な認識で、その姿は変化する、という流動的な側面を持っているという視点で捉えた世界像を描いたエッセ…
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2016年3月の記事一覧

近眼デモクラシー

幼い頃から近眼で、常に眼鏡をかけている、

その為か、周囲は僕を「眼鏡をかけた奴」と認識してるようで、

たまに、眼鏡をかけずにいると、

友人に「なんか、普段と雰囲気が違って、変なかんじ~」等と、言われるが、

実は、その時、僕にも、同じ現象が起きているのです。

 その友人も「眼鏡をしてない僕」から見れば、普段と違って、目鼻立ちも、輪郭も、ぼんやりと滲んで見えているので、普段と様子が違って見え

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実存デモクラシー

昨年

梶田教授のニュートリノ研究がノーベル物理学賞を受賞されたが、

僕のような素人にとって、

宇宙の謎は、突き詰めれば、「有」と「無」の問題になると思う

「無」は、有るのか?という「究極の禅問答」だ。

僕が、今朝目を覚ました時、最初に目にしたのは、頭上の天井だったが、それは、「天井が存在する事」を確実に保障する訳では無い。別に台に乗って、触れて確認してみたわけではない。

今朝、僕に、

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屋根裏天文学

先日、太陽系に,もう一つの惑星が「存在する可能性」が有るという説が発表されました。

 現在分かっている八つの惑星が、円形ではなく楕円形の軌道で太陽を回っている事から、

「その楕円 の反対側を回る星が存在している筈だ」と判明したという。、

そのような星が存在しないと、「つじつまがあわない」らしい。

果たして、そんなふうに、原因と結果が綺麗に繋がっているものだろうか?

そもそも、宇宙は「無」

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