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30代・父親、元コンサルマネージャーたちが語る「スタートアップでのヘルシーな働き方」(後編:働き方編)

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、患者さんの適切な受診をサポートする症状検索エンジン「ユビー」や、医療現場の生産性を向上させるユビーAI問診などを提供しているUbie株式会社。そのUbieの製薬事業を担う組織として、2021年10月に設立されたのがUbie Pharma Innovationです。

今回、戦略ロールであるAccount Principalを務める3名(Dave、Saichan、Bara)にて、「キャリア」「働き方」をテーマに対談を実施。前後編の記事として収録しました。
今回は後編、「働き方」についてです。小さな子供を持つ父親である3名が、共通して語るUbie Pharma Innovationという組織ならではの柔軟な働き方、心理的安全性について実感を語ります。単に制度や仕組みだけでなく、仕事へ取り組める各自の心持ちが大きなモチベーションとなり、ヘルシーな働き方に繋がっているようです。
対談の最後には、スタートアップへの転身を考えられているかもしれない皆さまへのそれぞれの言葉も。是非、最後までご覧ください。

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野上慧(Dave):Account Principal(ACP)(写真左)京都大学経済学部卒業。大手通信会社、外資系コンサルティングファームでのマネージャー経験を経て、2021年2月にUbie入社。Ubieでは主に製薬会社向けの事業開発/マーケティングを担当すると共に、Ubie Pharma InnovationのAccount Principalを担当。二児の父。

斉藤雅弘(Saichan):Account Principal(ACP)(写真右)東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。外資系コンサルティングファームにてマネージャー職に従事した後Ubieにジョイン。Ubieでは製薬会社向けの事業開発を担当。またUbie Pharma Innovationに出向しAccount Principal 及び 採用リードを兼任。一児の父。

榊原 健太(Bara):Account Principal(ACP)(写真中央)東京工業大学大学院修了。総合コンサルティングファームにてM&A・PMIやサプライチェーン構築に従事。その後、外資系コンサルティングファームのマネージャーとして新規事業開発や組織設計を経験。2022年5月にUbie Pharma Innovationに入社し、Account Principalを担当。一児の父。

少数精鋭スタートアップ組織でも家庭、子供の時間がしっかりとれているわけ

野上慧(以下、Dave):皆コンサルティングファームマネージャーという立場からスタートアップへ飛び込んできて、同時に子供を持つ父親であるわけだけど、仕事以外の時間の取り方についてはどう?

榊原 健太(以下、Bara):まず事実から言うと、奥さんには「転職して良かったね」と明確に言われました(笑)。
だいたい子供の送り迎えは行っていて、食事の時間も皆一緒。

斉藤雅弘(以下、Saichan):自分も0歳の子供がいるけど、18時から20時はブロックして動いたり、とても柔軟に動けているね。
基本フルリモートで就業時間に裁量があり、コアタイムもないので、制度的な部分でも最大限自由度がある。
スケジュールのコントロール次第で問題なく家庭やプライベートの時間がとれるイメージ。

Dave:自分にも小さい子供(0歳と4歳)がいるので、フレキシビリティ高く働けるというのは非常にありがたい。
コンサル時代もリモートで働くことが多かったし総労働時間は減少傾向にあったけど、密度が高いプロジェクトに関わっている時は、ここまで柔軟に調整することは難しかった。
Ubieが毎日9時~18時で終わる仕事なのかと言われるとそうではないけど、全くネガティブには感じていなくて。むしろ朝の早い時間や、寝る前にPCを閉じて戦略を練ったりする時間がすごく楽しいんだよね。良い意味で、仕事と生活が調和してるイメージ。逆に、「働ける時間は○○時まで」とキャップをかけられてしまう方が不自由を感じる性格なのかも。

もちろん、今日は家族との時間が一番大事なのでslackを完全にoffにする!と決める日もあります。自分の裁量でコントロールできるのが、本当の意味でのフレキシビリティだと思う。

Bara:30代前半という平均年齢層も関係してか、UPIは小さい子供を持つ親であるメンバーがとても多い。皆にそもそもの前提理解があって、それはとてもありがたいなと思うよね。これはスタートアップ企業だと珍しいかも。
口で言うのは簡単だけど、例えば20代の独身メンバーに囲まれている環境で「いやいや、〇〇さんはお子さんいるでしょ」と配慮してもらっても、結局自分が特別に配慮いただいているような申し訳なさがあったりするんじゃないかなと。
ほとんど皆が当事者として家庭や子育てを経験していて、ナチュラルにそういうコミュニケーションがあり、みなまで言わず自然な現象として理解があるのはとても嬉しい環境で、得難いなと思う。

Dave:本当にありがたいことだよね。
加えて、これはたまたまかもしれないけど、家庭内でも男性女性で家事への時間の使い方があまり違わない人が多い印象もあるかな。実際、お子さんが小さくて、ご家庭の時間をしっかりとれることを大きな軸にして転職活動をしていた方も、UPIにジョインしていただいているね。

Saichan:休みもとりやすいよね。基本的に、一つのプロジェクトを複数名で担当して、必ず相互にカバーができるようになっている。自分は2ヶ月の育休を取得したけど、他のメンバーも環境が近しいこともあり、代打的なサポートには抵抗感がない。そのうえで休みの間に連絡は一切来ないし、こっちからは連絡はできる。

Bara:突発的な家庭や子供の都合はどうしても出てくるけど、それを十分にカバーできる柔軟な体制になっていると思う。当然業務を管理できているのが前提として、Slackで「1週間後に休みます!」とかはざらにある。
そういえば、コンサル時代はプロジェクトの合間にまとめて休みを取ることはあっても、金曜日にスポットで休みをとるなんて一度もなかった気がするな(笑)。

Dave:そもそもの仕事効率が良くなるようなROI徹底重視の文化も根付いている。
圧倒的に巨大なReturnを追い求めることはもちろんですが、一方、組織として、貴重で有限なリソースをどう割くか:Investmentを大事にしているね。

今フォーカスすべき点はAじゃなくてBでは?というフォーカスを定める議論は階層間関係なく行っていて、「課題は無限、時間は有限」という意識を持って仕事をすることがUPIらしさでもあるかな、と感じています。一方で、効率史上主義という訳でもなく、仕事の中に遊び心を持たせたり、ラフにコミュニケーションしたりと、そこのバランス感覚が優れた人が多いな、という印象です。

Saichan:流動的でとても裁量が広い業務の中でも、徹底してROIの高いものから軽重つけてやっているからこそ、業務効率はもちろん、精神的にもヘルシーに取り組めていると思います。
「ここまでは優先度が高い、ここからは優先度が低い」というのが常に定まっていると、今日はこの辺で業務を切り上げよう、ということも当然できやすいので。

事業当事者としての実感がもたらすヘルシーな精神性、さらなるモチベーション

Dave:自分の場合は、コンサルティングファームからスタートアップ企業に来てみて、色んな悩みから解放されたなという感覚があるんだよね。

ファームの仕事を思い返した時にまず思うのが、負荷の密度がすさまじかったなと。強烈なハードプレッシャーの中で常に自分を鍛えているような環境だった。もちろんスキルアップにはなるんだけど、それはやはり摩耗していくので。
Ubieに来てからは、その密度が心地よい充実感に変わった実感がある。もちろん一日に色んな事があって、仕事としては同じくらい大変なんだけど……

大きな違いは、誰か他の事業のための課題解決でなく、自分たちが動かしている事業において成果が生まれていることを肌身で感じることができること。
なかなか拓けなかったアカウントでついに取引が始まったとか、希少疾患薬剤を開発したけれど患者さんに出会えてなかったクライアントが、実際にUPIの提供するソリューションでで患者さん出会うことができたとか……自分たちの仕事が人の役に立っているという実感を肌で感じられるのが何より嬉しい。

Saichan:分かる。自分は特にモチベーションという部分で大きく変化を感じていて、クライアントがこう言っているから、パートナーがこう言っているから……という外発的な動機による仕事がなくなり、当事者としてとても内発的になった。
忙しいとしても、「やりたいことで忙しい」「もっとやりたいことがあるけど時間が足りない」というイメージ。この変化は、精神的にヘルシーに仕事に向き合うことに大きく影響していると思う。

Bara:折衝の中で出てきた課題とその解決によって新しい開発がされて、さらに別のお客さんにそれを再展開する……そんな一連の流れを自身の力で行えるから、自身の貢献は実感するし非常にモチベーションになるね。
クライアントに「UPIのソリューションを来年の戦略の柱にします!」と言っていただけたとき、今までの何倍もエナジーをもらえたなと思う。

実際、Ubieのプラットフォームを世の中のスタンダードにすると掲げてやってきて、目指しているところに近付き続けている実感がすごくあるんだよね。それは同時に、完全に自分のやりたいことのために動いている実感になっていて、ストレスがないポジティブさの中で常に仕事ができている。休日、仕事のことが頭をよぎる時も、「あの件をやっておかなきゃな……」ではなく「待てよ、あれをやったらもっと面白くできるんじゃないか?」と。

Dave:あとは、モチベーションという話題で補足すると、仲間がジョインしてくれた時にめちゃくちゃテンションが上がります(笑)。
UPIが今求めているような高いパフォーマンスをあげてくれる方って、やはりなかなか稀有な存在。そんな、どんな環境でもきっと活躍できるような方がUPIという船に乗ってくれるとなるとそれは純粋に嬉しく、心強さもあって、どんどん頑張ろうという気になる。
まさに組織の拡大期で新しい仲間をどんどん迎え入れている今は、ジョインの日が楽しみで仕方ないです。

まだ不安?スタートアップへの転身を考える方に、背中を押す言葉

Dave:対談の締め括りとして、これからスタートアップへの転身を考えているかもしれない読者の方に、少しでも後押しになるようなことが言えればと思います。

そもそも、コンサルティングファームのスキルって非常にポータビリティが高いと思っている。課題解決というと抽象的だけど、データを見て提案する、全体像をみてボトルネックを特定する、この辺のことはコンサルタントなら呼吸をするようにできること。
10→100を目指しつつ、新たな0→1を見つけるというような、スタートアップでの事業主体者としての仕事において、絶対に活かせて、きっとすごくやりがいを感じていただけるはずなんだよね。

Bara:むしろ、コンサルファーム出身者こそスタートアップに行くべき、という説を推したい。
どんな課題があって、それらの優先度はどうなっていて……入り乱れる課題に適切に応じていかなければならないスタートアップの環境での動き方って、コンサルそのもの。
もちろんUnlearnは必要で、ファームマネージャーが培ったスキームがそのまま活きるわけではないけど、コンサルティングという仕事に関して自負があるのであれば、それがそのまま活かせるはずだと思います。

少なくとも自分は、入ってみてこんなに稀有で面白いものだったんだと思っている。何にビビっていたんだろうと思います。
また話してきた通り、それをヘルシーにこなしていくための環境については、Ubieは特に十分揃っている会社です。

Saichan:やりたいことをやってるときに出せる出力ってすごいと思っています。
ベースのスキルを伸ばしてきた上で、心の底からこれを実現したいと思ってやる仕事においては、特にとても難しい課題に当たったときの粘りとかひらめきは違ってくると思ってる。

改めて思うのは、「スタートアップに入りたい」と少しでも思うのなら、さっさと入ってしまえばいいと(笑)。コンサル出身の方ってたぶんまじめなので、キャリア戦略とかでジョインする会社を考えちゃうと思うんですけど、身も蓋もない話ですがキャリアって結局「何をやったか」だと思うし。

Bara:最後にもう一つ。コンサルティングファームや強力な事業を持つ事業会社のような一線級の環境で10年くらいビシバシ経験を積んできた方って、「人生ってハードだよな、青春は終わったよな……」みたいな思いをしてきているんじゃないかなと思っていて(笑)。

Ubieは、そういうハードな経験を積んできたマチュアなメンバーたちが、価値観や解像度の近い仲間と共に、お互いのライフを尊重しながら一つの目標に向かっていける環境。
それこそ大学のサークルとか、文化祭前夜みたいな感覚なんです。人生をかけて本当に心からコミットするためにUbieに来たと思っています。スタートアップでやりたいことがあるなら、本当にコミットできる環境にチャレンジしたいなら、迷わず入ってきてください!


――対談記事は以上となります。
Ubieでは採用イベント、そしてカジュアル面談を随時実施しています。
ヘルシーかつ心理的安全性の高い環境で、コンサルティングファームで育ててきた実力を事業当事者として活かせる環境に少しでもご興味をいただけるなら、是非一度お話を聞きに来てください。皆さまのジョイン、心よりお待ちしています!


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