TCI完走の感想

2023年8月1日~26日(日本時間では日付変わって27日未明)まで、AOE2のトッププロ5名による総当たり21番勝負、The Champions Invitationalが開催されていました。

ちゃんとした考察はまた改めて書くとして、完走直後のメモを残しておきます。観戦記はTogetterで3つの記事に分けてまとめてあります。↓↓

まず、Heraやっぱつえーですわ。アラビアだけでなく、多様なマップでも戦えるところを見せた。Hera相手に10-11と一番迫ったのがTheViperだけど、TaToH、Mr_Yoと3すくみの結果になった。

TaToH > TheViper > Mr_Yo > TaToH……

ただし、TaToHはTheViperと長年のチームメイトで手の内を知り尽くしているのが大きく働いたとも思う。Mr_Yo相手に終盤連敗で落としたのは不覚。この3者は現時点では互角、という結果にはなったが内実はそうでもないんじゃないかと思ってる。

Vinchesterは全敗だが決して弱いわけでは無いと思う。ただ、TheViper相手に3-11と大敗したのは理由がありそう。得意戦術の城主序盤での城寄せが、内政を手厚くするのが好みのTheViperに相性悪かったのは否めない。7~80戦も戦う中で互いに手の内を晒すことになると、戦術の抽斗が尽きてくるし意表を突く、奇襲といった面が弱くなってしまうのは仕方がなさそう。

1ヶ月間h2hをずっと眺めることで、戦術眼みたいなものが育った感じはする。戦機はいつか、相手の兵科は何で、それを支えている資源地はどこかみたいなことを意識するようになった。似たようなことはKotD5の時も感じたけれど、マップのバリエーションが増えて「どこが自陣/敵陣の急所なのか」という視点の解像度が上がったように思う。

文明ピックに触れておくと、ベンガルやクマン等h2hアラビアでは必ずしも使い勝手の良くない文明が好成績を挙げていた。ドラヴィダなんかも新しい可能性が生まれていたと思う。逆にエチオピアやマリみたいなアフリカ系やフランク、マジャールみたいなテッパンの馬文明が苦戦した印象。使い所が決まっていて戦術が予想しやすい……ってのはトッププロ間ではブリトンやゴートの弱点としてよく言われてきたけど、その延長上かも。

マッププールについて言うと、h2h特化のものと4vs4にも応用できそうなものが混じってるなという印象。Coast to Mountainなんかは「草原(Steppe)」みたいに農民がある程度固まって生成されれば4vs4でも成立しそうな感じがした。チーム内で配置が不均衡なマップとしては既に「海辺の森」みたいなのもあるし。このテーマは今後掘り下げたい。

ともかく、1ヶ月に渡ってお付き合いいただきありがとうございました。スクショ垂れ流しはしばらく控えます。

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