AOE2DE 3月新DLC「勝者と敗者」キャンペーン概要(4) 16世紀のシナリオ
後はサクサク行きましょう。ここまでの記事は↓のマガジンにまとめてあります。あわせてご覧ください。
1545年 島津
文明: 日本 難易度: 中
カスタムキャンペーンでのタイトルはそのものズバリShimazu。年代的には、島津貴久(1514-1571)が朝廷から上使を派遣されて薩摩国主と公認された年。それまで対立していた豊州島津家も伊東家の圧力に耐えかねて従属してきたあたりです。シナリオとしてはその伊東の他、龍造寺や大友といった九州の諸勢力と戦いながら9ヶ国制覇を目指します。シナリオには他に「将軍」や小海賊、朝鮮なども勢力として登場するもよう。
1551年 織田信長
文明: 日本 難易度: 低
「AOE2のプラットフォームで信長の野望がやれる?」と一部で話題に。織田信長(1534-1582)の他にも幾つかの勢力が選択可能のようです。詳細は3/15のリリース後にアップデートしていきます。
戦国時代の日本を舞台にしたカスタムシナリオにStruggle for Japanというのがあり、忍者なども登場します。もしかしたらこちらも下敷きの一つになっているかも知れません。
戦国時代を扱ったその他のシナリオ
今回のDLCとは別に「歴史上の戦い」には、戦国~安土桃山時代の日本が登場するシナリオが2つあります。
京都(1582)
文明: 日本。プレイヤーは羽柴秀吉。本能寺の変で信長が横死したのを受けて大坂本願寺の拠点を奪取、丹後一色(昔は「毛利」だったはず)と一戦して撃退して、明智光秀を打倒するシナリオです。ご多分に漏れず地形がメチャクチャですがそこは目をつぶりましょう。
露梁(1598)
文明: 朝鮮。文禄・慶長の役も終盤に「李舜臣提督が日本の水軍を撃破した戦い」を扱ったもので、日本は敵役として登場します。日本の海軍を撃退して民族の象徴を防衛、最終的には海軍で日本列島を更地にしてクリア。朝鮮半島南部(慶尚道)を朝鮮軍が保持していたり、逆に日本の上陸軍が半島の北側(江原道?)にいたり……と史実とは異なる部分も多いですがゲームですので。
1572年 フランシス・ドレーク
文明: ブリトン 難易度: 低
新DLCでは一番年代の新しいシナリオとなります。英国の私掠船団を率いて中米のスペイン植民地を荒らし回ったフランシス・ドレーク船長(1543頃-1596)を扱ったもの。Francis DrakeやFrancis Drake on the Spanish Mainなどといった既存カスタムシナリオの移入と思われます。
なお彼は海賊活動で得た原資で、旗艦ゴールデン・ハインド号とともに世界一周の偉業を達成。その後もスペイン領アメリカへの遠征参加や、アルマダの海戦(1588年)で実質的な総指揮をとったことでも知られています。
おわりに
16世紀まで下るとほぼ近世ですしAOE3の世界観に近づいてきます。主役も騎士と石弓から、砲撃手(火縄銃)と大砲、そしてキャノンガリオン船の登場機会も増えて時代の移り変わりを感じます。
以上、数回の記事に渡って新DLC「勝者と敗者」のキャンペーンシナリオをご紹介しました。今まで対人戦がメインでキャンペーンシナリオはあまり……という方も、是非チャレンジしてみてください。
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