見出し画像

【AOE2DE】手持ち文明の戦術メモ(5)ブルゴーニュ

こちらの文明別戦術メモシリーズ、第5弾。

馬文明、と言ってよいと思う。2021年1月リリースの有料DLC、Lords of the Westで初登場。シチリアと並んで、以後続くユニーク城グラフィックの嚆矢となった。日本語名「ブルゴーニュ」はフランス語のBourgogneのカナ読み、英語での綴りはBurgundians-ブルグンディアン。歴史については割愛。


文明特性と基本戦術

内政テクの先取り研究で領主~城主前半に資源収集量で優位を取れる反面、事前研究に拘りすぎると立ち上がりが遅くなりがち。詳しい計算は割愛するが暗黒で両刃斧を研究すれば領主での木こり2人を節約できる。同じく詳細は省くが引き具は後回しにして畑を早めに張り、・斥候 ・射手2回し ・囲って早い進化 のいずれでも一定の戦果を挙げられそう。
城主で重騎士へのアップグレード可能かつアップグレードコスト半分で済むため、強い内政を背景に城主中盤~帝王序盤で決めに行きたい。帝王後半になると決め手を欠きがちで、フランドル革命も当初ほどのインパクトはない。↓はdesho氏の金言。

- 帝王後期に出せる強い兵は無い、交易をしっかり回して近衛だそう

AoE2DE攻略 ブルゴーニュ#1 21人領主 - deshoさんの記事

戦績

チーム戦: 170戦して72勝74敗(他に不戦勝12、不戦敗11、無勝負1)。アリーナでピックした時は案外戦績が悪く62戦して23勝32敗(+不戦勝3、不戦敗4)。大森林で13勝12敗。むしろオープン/セミオープンマップのほうが戦績が良く、アラビアで8勝6敗(+不戦勝2)と勝ち越し、スカンディナビアでの4戦全勝の他オアシスや金鉱でも好成績。最近はアリーナ、大森林(深い森)等の後衛でヒンドゥスタンが被った時などにピックしている。
1vs1: 15勝12敗(+不戦勝1)。低レート時代に多用してアリーナでは12勝5敗、アラビアでは3勝3敗で可もなく不可もなし。2023年4月を最後に使用していない。

負けパターン分析・対策案

クローズ・セミクローズドマップ……前衛が即死でもしない限りは自サイドでの部分優勢は取れているように見える。反面、スニーク小屋や森焼き等の奇策、さらにハスカールR(+矛など)等に翻弄されているがこれは低レート時代の対戦が多いからもある。今なら相手文明を見てあらかじめ剣士&砲撃手へのスイッチを用意するところ。1vs1でもそうだが、しっかり内政を伸ばして適切なユニットが出せた時は勝てている(当たり前の話……)。

テクと出せないユニットのメモ

鉄工所テクと文明ボーナス

鉄工所で研究できないのは弓鎧3のみ。
伐採所・粉挽所・採掘所の内政テクノロジーや、街の中心での手押し車/荷車を一つ前の時代に研究できる。また、その研究コスト(肉)が-33%。
騎兵育成所の研究コスト半減&城主の時代に重騎士を研究可。
火薬ユニット(砲撃手、大砲、キャノンガリオン船系統)の攻撃力+25%。
チームボーナス: 修道所に格納した聖なる箱が金と同量の食糧を生み出す。

ユニークユニット: クースティリエ(55F55G、ELアップグレードコスト1000F 800G)はチャージ攻撃(+20/EL+25)のできる騎乗ユニット。薙刀のような武器を持つ。リチャージの40秒は1.7倍速の体感で23~24秒に相当。育成時間15秒(EL14秒)は速くもないが遅くもない(騎士は30秒)。EL化のコストも重いし、これ単独で固めるより城主で(重)騎士と混ぜて運用すべき存在かも。

城主ユニテク: 畑農民が微量の金を生み出す(400F300G)。畑60枚張っている時に5分でもとが取れる、という数字がフェアかどうか。DLC実装当初(全ての食料の半分を2:1の割合で金に変換)と比べだいぶ内容が変わったため、ぬくりマップ以外では微妙。
帝王ユニテク: フランドル革命(Flemish Revolution)……全ての農民をフランドル民兵に変換する。コストは変動制で、農民100人のとき1200F650G。通称「The Button/例のスイッチ」。フランドル民兵の性能は大まかに言って近衛剣士と矛槍兵の中間と考えておけば良い。数々の弱体化を経ても決まれば強力なのはNAC4でも証明された。

出せないユニット・使用不可テクノロジー

戦士小屋: 近衛剣士と矛槍兵がそれぞれ出るが、「補給」「ギャンベゾン」がない。また、フランドル革命発動後は戦士小屋でもフランドル民兵(50F15G)を生産可能。
馬小屋: ハサーと近衛騎士が出るが血統がないため最大HPでは他の馬文明に劣る(-20)。帝王inして即・近衛騎士が研究できること(かつ、コスト半分)は強みだが、いずれ追い越されるものと割り切ること。
弓小屋: 重石弓、重弓騎兵が出ない。弓懸、パルティアン戦術もなく弓鎧3もないため終盤に弓系統を主戦力にはできない。代わりに砲撃手が強力(攻撃力+25%)。
兵器小屋: 白ラム・破城投石機・ヘビスコ等が出せない。代わりに大砲が強力(攻撃力+25%)。
聖職者: ほぼフルアップの強力な聖職者が出る。ただし神政と異端が研究不可のため聖職者バトルをやる人は覚えておく必要あり。
学問所関連: 包囲攻撃技術がなく、兵器の射程が伸びないことに留意(大砲を含む)。また、火砲学が研究不可。火薬ユニットの攻撃力アップは砲台には適用されない。
海軍は割愛。

参考動画の一例

フランクとの比較

はい、そもそもこの項目を書くために手を付けた記事。フランクは「〇〇が自動」という類の文明ボーナスが多い。何もしなくても果実の採集速度↑、畑が時代進化とともに自動↑、血統が実質無料……など。対照的にブルゴーニュでは文明ボーナスの恩恵を受けるためには能動的に動かねばならない分、やや中~上級者向けとなる。フランク以外の馬文明と比較しても、序盤の立ち上がりの遅れは否めない。逆に低レートで領主まで互いにあまり妨害しないような展開だと優位に立てるケースが多そう、という感触。

対フランク

正直、城主まではフランクのほうが扱いやすく、強いと思う。ブルゴーニュの真の優位が出るのは帝王に進んでからで、近衛騎士の研究が安価かつ早期に可能、ハサーまでアップグレード可能、砲撃手や大砲の性能が優れる、砲台が建てられる……といった搦手要素が重要かもしれない。特にフランクは小手がない分、精鋭散兵の威力がない。また、贖いも償いもないフランク相手には建物や兵器まで含めた転向合戦で一方的に有利になれる可能性がある。そういう意味でもブルゴーニュは玄人向きか……?

対他文明

弓文明、ラクダ文明、象文明等との相性・対処法の違いを考える。
対弓文明: ブルゴーニュは小手があるのでフランクよりは精鋭散兵が使いやすいものの、弓鎧3がないのは同じ。王道はやはり甲冑(馬鎧3)入り近衛騎士での正面勝負か、ハサーを出しての内政荒らしが鍵になりそう。(改良型)投石機の射程が伸びないのは地味に痛い。
対ラクダ文明: 矛や聖職者も強いが、それ以上に(近衛)騎士の数で上回ることを考えたい。
対象/象弓文明: あらかじめ戦士小屋を多数建てていつでも矛を出せるようにしておくこと。+聖職者マイクロ。

ご意見、ご感想はツイッターまで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?