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【日常スケッチ】7月21日23時、自宅にて

今週は明日が終われば連休になってしまうらしい。びっくり。子どもと夫は「あと1日!」と喜び勇んでいる。わたしは、「そうかそうか、良かったねー」と応える。そうかー、もう週末かー。

連休というよりも、本来は夏休みが始まる時期なのだ。わたしの住む自治体では、小学生の夏休みは8月上旬の2週間に短縮された。あとは、年間通じて何日間か土曜の午前授業が追加されている。平日の時間割は例年通りだから、その点はまだよかったのかもしれない。毎日6~7時間なんてところもあると見かけたから。

夏休みが2週間程度しかないことに加え、状況も状況だから今年はほとんど予定を立ててはいない。恐らく帰省もしないだろう。慌ただしいしね。ちょっぴり出かけるかもしれないけれど、それくらいだ。


2020年も下半期に入り、もう早1ヵ月が過ぎてしまう。夏至も過ぎてしまい、刻々と日が短くなっているだなんて、にわかには信じがたい。上半期の数ヵ月は確かに存在していたはずで、他の数ヵ月と同様すさまじいスピードで過ぎ去ってしまった感覚もあるのに、いまいち実在感が希薄だ。誰かと対面で会う機会が激減していたからなのかもしれない。すべてがバーチャル上での出来事になってしまったような。

それでも、時間は過ぎていく。外出を伴う仕事の予定が大幅に減ったことから、不意に得られた時間を有意義に使おうと、ここ2ヵ月間は学びに時間を割いていた。感覚が希薄ななか、輪郭のはっきりした時間を過ごせたことも幸いだった。オンライン上であれ、向こう側にいる誰かと実りある会話ができるのは大きい。放っておくとひとり思考があらぬ方向に向かい、足が宙に浮き、ふわふわりと不安定になりかねないわたしにとって、誰かとのコミュニケーションは必要不可欠なものだ。現実に引き戻し、地に足をつけて先に進める力になる。


例年、夏が苦手だ。トラウマになる過去の出来事が夏に重なっているからなのかもしれない。毎年、メンタルがバランスを崩しやすくなると感じている。そこにきて、今年はこの情勢だ。大丈夫だと過信せず、かといってしんどい方に飲み込まれすぎないようにしたい。

数ヵ月ぶりに、来週は1週間のスケジュールがびしーっと埋まった。ありがたいことだ。一つひとつの予定が、わたしに未来を見せる。別にとにかく予定を詰めたいタイプなわけではないけれど、約束は知らないうちに自分の支えになってくれる。

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